ブラジル:ベロ・オリゾンチ(2008年5月)
ここです(地図)

私は人工的な直線には興味がない。
私が魅せられるのは、自由に流れるような感覚的な曲線である。
私は曲線を発見する。故郷の山々の稜線に、
うねる川の流れに、空に浮かぶ雲に、
そして私が愛してやまない女性の体の線に。
曲線が宇宙を形づくっているのだ。
アインシュタインの曲線的な宇宙を。
オスカー・ニーマイヤー
リオ・デ・ジャネイロのところでもチラッとふれたオスカー・ニーマイヤー。
「美しい地平線」という意味のベロ・オリゾンチに
パンプーリャと名付けられた新市街地のプランを任せられた。
これは彼がそこでつくった教会、フランシスコ・デ・アシス教会。



小鳥と話すことができたというアッシジ(イタリア)の聖フランチェスコに
ささげるに相応しいやわらかなイメージをもつ教会。
湖のほとりに、その地形や周りの木々の輪郭に合わせるように
柔らかな曲線で構成されており、
それは機能主義全盛の20世紀半ば(1940年)に
「普通とは違う建築、人々の驚きと感動を喚起する自由な造形」
を意図されてつくられた。
実験的な試みで、そこには普通の教会にある螺旋状円柱も天使像も存在しない。
外観の柔らかく、軽快な姿には心惹かれたけど、
実際、中の空間には特に心動かされなかったなぁ。
光の扱い方がイマイチ理解できなかったし。
祈りの場に必要な新たなモノ・解釈が分からなかった。
前にフィンランドで見た、アアルトのヴォクセンニスカの教会と比べると
(比べる必要はない気もするけど… そのときこれを思い出したから)
空間の質の差が圧倒的に違った。
驚きはあったけど、感動は喚起されなかったなぁ。
ホントに自由な造形になっているのか?
ある意味縛られているのではないのか?
自由とは何なのか?
いいモノってなんなのか?
なんてことをふと思った。
う〜ん。。。
まっ、いまも答えは出てないけど…


曲線は、というか曲線でなくても、
見る角度によって見え方は変わるし、
それに、あ〜写真って面白いなって思った。
ここを素材に、いろんな写真撮って遊んじゃった。
いつもはオートで撮ってるけど、もっといろんなテクニック覚えて、
興味深い写真撮ってみたいなぁ。






