チリ:パイネ国立公園(2008年2月)


chile-パイネ


ロス・グラシアレス国立公園と並ぶ
南部パタゴニアもうひとつのハイライト、
パイネ国立公園。
その拠点となる町プエルト・ナタレスに向かうため、再度チリへ。

プエルト・ナタレスでテントを借り、食料を買い込み、
4泊5日のトレッキングに向けて準備を整える。

正直、パイネは1日ツアーか何かで簡単に見て回るつもりだったが、
フィッツロイやロス・グラシアレスでパタゴニアの自然に引き込まれてしまった。

しかしテントは組み立てたこともなく、キャンプ経験もほとんどない。
そんなありさまだったので、少々不安な気持ちもあった。

でも同じ宿にトレッキングをするというカップルがいたので、
便乗させてもらうことにした。

というわけで、初トレッキングをパイネ国立公園で始めることにした。

プエルト・ナタレスからバスで荒野を北上する。
降っていた雨もあがり、二重の虹が歓迎してくれた。
chile-パイネ


辿るルートは通称「W」と呼ばれるコース。
1日目は、トーレス・デル・パイネを拝むべく
その拠点のキャンプ場まで向かうことにする。

パタゴニアはとにかく風が強い。
風の大地とも呼ばれるほど。
そのためかは分からないが天候が目まぐるしく変わる。

chile-パイネ

歩き始めの頃は快晴だったが、奥に進んでいくと、
突如として青空が暗い雲に覆われ始めた。
軽い雨と突風に煽られながら、最初のキャンプサイトに到着。
昼食を取り、しばし休憩。
ちょうど雨脚が弱まってきたので、
トーレス・デル・パイネ麓のキャンプ場目指して再び歩き始める。

歩き始めて間もなく太陽が顔を見せ始める。
するとあっという間に快晴。

出発前に天気予報を調べていたのだが、
そのときの予想が、「晴れのち曇りのち雨」という予報と呼べないようなものだった。
なんだこの予報はと思っていたのだが、
実際来てみるとまさにその通り。

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テントはチリメーカーのドイチェ。

ここからは多少急な坂道になる。
小一時間ほど岩場を登ると、尖鋭な頂が姿を現し始めた。

トーレス・デル・パイネ

パイネ国立公園を象徴する3つの岩峰。

その懐には雪解け水でできた湖が横たわっている。

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風の音だけが静寂の中に響いている。



chile-パイネ
海鮮炊き込みご飯で1日を締めくくる。




2日目朝。

気温は3℃ほど。テントの中は7〜8℃。
そして持っていた寝袋は夏用の8℃まで耐えられるという代物。
それは耐えられるというだけであって、寒いことには変わりない…
朝方には寒さで一時間おきに目が覚めてしまう。
う〜む、冬用の寝袋借りればよかった…

朝焼けに染まるトレース・デル・パイネを拝むべく、
日の出前にテントを出発。

chile-パイネ


太陽が姿を見せ始め、頂上まで時間との勝負。

chile-パイネ

赤みを帯びた光を浴びて、静寂の中その存在を次第に露にしていく。



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明るい白い光を浴びて、次第に堂々とそして生き生きとした佇まいに変わっていく。




chile-パイネ

来た道を途中まで引き返す。
普通なら同じ道を戻るのはあまり楽しいものではないが、
ここでは不思議とそんな気持ちは抱かなかった。

景色は目まぐるしく変わる。
歩いていく先にどんな光景が待ち構えているのかと思うと
重い荷物をもって歩くのも我慢できる。



chile-パイネ



chile-パイネ



chile-パイネ


山の麓をぐるっとまわって、「W」の真ん中を目指す。

湖沿いを歩き始めると、強風が行く手を阻む。

まるで台風のような風。
体を斜め前方30度くらい倒しても、向かい風が強いため、前に倒れることがない。
斜めの姿勢で止まったままになる。
これはこれで結構面白い体験だった。



chile-パイネ

2日目はカルボナーラ(のようなもの)。
この日も天気に恵まれ、初トレッキングは順調。
2008.02.25 Mon l 16:南米:チリ l COM(0) TB(0) l top ▲

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