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アメリカ:ポートランド(2009年8月)
United States of America : Portland (08/2009)
(地図は右のルートマップを参照)



(前回の続き)

ポートランドでは、物欲を満たす、消費をして都市を楽しむというのではなく、

もちろんそういう側面もあるのだが、

精神欲を満たすというか、生活そのものを楽しむという雰囲気があるような気がする。

街もことさら購買欲を刺激する仕掛けであふれているというわけではない。



united states



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ここに住んでいる人たちは、みんな住みたくて住んでいる。

好きで移り住んだ人ばかり。

だから人々の価値観が似通っているし、

それゆえ一体感のようなものもあり、親近感を感じているという。

元々みんなが知らない人同士だったので、新たに入ってくる人にも寛容的。

みんな社交的だし、閉鎖的なコミュニティにあるような変なしがらみもない。

積極的にここを選んで、住んだり、オフィスを構えたり、

遊びに来ているわけだから、町に対して愛着がある。

愛着があるとコミュニティに対する当事者意識が生まれやすくなる。

それも義務的なものではなく、能動的なものだ。



ここでは歩いて周れる街を意識的につくっているので、

都心にいながらも人との接点がとても多い。

近所の人たちのことをよく知るようになる。

それがコミュニティの能動的な発展に役立っている。



歩かなくなることによって、コミュニティ意識は失われていく。

日本でも「井戸端会議」と言う言葉が残っているように、

近所の共同の水場を使うために歩いていって、

そこで人と出会い会話することでコミュニティ意識を育んでいった。

それも各家庭に諸機能が完備されるに従って、出歩くことが少なくなっていった。

近所の人との交流なしにコミュニティの構築は望めないだろう。



united states



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さて、これまで都市の成り立ちを考えると、基本的には

人々は仕事のあるところに集まり、住むようになり、やがて街がつくられてきた。

ところがいま、産業構造の変化などにより、仕事の有無よりも前に、

自分たちが住みたい場所を優先して街を選ぶ人々が現れているという。

自分の感性にあった、心地よい生活が営まれることによって、

人々が集まり、街が発展して、企業がそこから生まれる。

あるいは企業が人々が多く住む人気の街を目指して来る。

ポートランドはまさにそういう気質が強いのである。



日本では出身地や転勤、学校の所在地など、

そういった単位で住む土地を選ぶ人が多いだろう。

東京に人が集まるのも、まずは仕事があるからだと思う。

仕事がないから仕方なくその場を離れるとか、

仕事がないから地元に戻れないとかいう声をよく聞く。

通勤時間が長い理由のひとつに、

住居の近くには仕事がないからというのもあるだろう。



united states



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本当に住みたいと思う街で楽しく生きていこうとするなら、

会社がもっている「仕事」という資源に頼り切るのではなく、

自分に仕事をひっぱりこむような、

いつでもどこでも誰とでも仕事をするという意志が必要なのかもしれない。

仕事に自分を合わせるのではなく、自分に仕事を合わせること。

そうすればポートランドのような仕事の流れが生まれてくる可能性はある。

もちろん容易なことではないのは分かってるけど、

そうするにはそれなりのスキルは必要だろうけど、

まずは心の持ちようじゃないかなぁ。

楽しく生きていこうと思ったら、それなりに自主的に動かないと。

(でも歳を重ねるに従って動き出しづらくなる心境も分かってきた…笑

 いろんな要因が重なり合っているからねぇ)



united states



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特色を打ち出した適度な大きさの街づくりをしていき、

その特色や価値観にひかれた人が集まり、住みたい人が住む。

そこから新たな展開が生まれてくる。

となると大事なのはその地域の土地柄や歴史ってことになる。



最近、東京の東部でもこのような動きがあったり、

ネットをつかったつながりとかは増えてきているけど、

物理的な環境ではまだまだ少ない。



また日本では、地方、それも都市というよりは自然環境が豊かな田舎や小さな島に

移住する動きも目立ち始めてきている。



都市の刺激的な生活もいいし、

田舎ののどかな生活も捨てがたい。

どちらを選ぶかは好みの問題だけど。

その土地に愛着をもって、新しい住人にも寛容的な気質があれば、

きっと各地に魅力的な場所が増えていくだろう。



多様な生き方を選べる時代・社会っていいよな~

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