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アメリカ:ラスベガス(2009年8月)
United States of America : Las Vegas(08/2009)
(地図は右のルートマップを参照)



(前回の続き)

united states

ブールバード沿いを離れれば、テーマ型の大型ホテルが乱立する以前の

かつてのラスベガスの姿を見ることができる。

ダウンタウンのやや外れに宿を取っていたので、ブールバードのバス乗り場まで歩いていく。

北のダウンタウンと南のストリップを循環するバスが24時間走っている。

実はストリップ内のホテルでも4~5000円くらいから泊まれるところも少しはあるみたい。

宿からストリップまで結構時間掛かったから、

滞在期間やコストパフォーマンスを考えると、ストリップ内に宿をとっても良いかも。

自分はきっとストリップ内に安いホテルはないだろうと思って

最初から探しもしなかったんだけど…



軽食を買い、のんびり食べ歩きながらダウンタウンの中心へ。



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フリーモントストリート・エクスペリエンス。

かつての中心のダウンタウンも、ストリップの発展と共に客足が遠のき、

ダウンタウンが客を奪還すべく投じたアトラクション。



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夜になると、アーケード全体を使って、毎時毎に華やかな光の祭典が行われる。



ダウンタウンの観光もそこそこにバスでストリップへ向かう。

ちなみに昼の気温は40度ほど、夜は22時で32度ほどだった。

でも湿気がないから東京よりは過ごしやすい。



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ラスベガスで最も華やかな地区であるストリップに到着。

この辺りの大型ホテルは、一階がそれぞれテーマを持ったカジノで、

ホテル内には劇場やレストラン、ブランド品の店をはじめ多くのショップ、

それにプールやテニスコート、中には美術館もある。



アトラクションも子どもから大人まで楽しめるようになっており、

巨大な屋内遊園地もあるし、

サーカスショー、噴水ショー、火山の噴火ショーなど無料で楽しめるものも多い。

また金を出せば、有名人のコンサートショーも楽しめるが、

パッカーにとっては厳しい金額なので今回はパス。



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ブールバード沿いのホテルを一軒一軒見ていく。

無料で楽しめるショーを見学し、

金銭的な余裕がないのでカジノで遊ぶわけでもないけど、

テーマを設けたカジノ場を覗いてみる。

かつてモナコではほとんど遊ばなかったけど、マカオでは多少楽しんだ。

スロットマシーンは何が面白いのか分からないけど…

ディーラーとの駆け引きとか、のめり込めばそれなりに楽しいとは思う。



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昼食のピーク時が過ぎた頃、ラスベガス名物でもあるビュッフェに行く。

安いところでは昼食は12~3ドルくらいから食べ放題を楽しめる。

夕食は高くなるので、狙いは昼食。

味も別に悪くないし、ここぞとばかりに栄養をとる…



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ウインドウショッピングも楽しみ、カフェやバーの内装に驚き、

ホテル内を一通り周り、次のホテルへ向かう。

夜には夜のショーもあり、ライトアップ姿も楽しめるし、

カジノが賑わうのも夜なので、ついつい午前様となってしまう。

もう歩くのがしんどくなる午前2時頃バスに乗って宿に戻る。



カジノではほとんど金を使わず、無料のショーを楽しみ、

雰囲気を楽しむ。このようにして3日ほど過ごした。



ここでは毎年のように新しいホテルがオープン、リニューアルしていく。

様々な趣向を凝らしたそれらテーマ型ホテルを巡り、

各ホテルで行われる噴水ショーや、マジックショーを楽しみ、

さらにビュッフェで世界各国の料理を楽しむ。

多くの観光客が同じようにしてラスベガスでの滞在を楽しんでいる。



ある調査によると「エッフェル塔に登りたい人はたくさんいるが、

カジノでプレーをしたいと考える人はほとんどいない」 とのこと。

確かにこのエッフェル塔のあるパリスラスベガスで賑わっているのはカジノコーナーではない。



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かつてのラスベガスは、その訪問者の大部分がギャンブルを目的としてこの町へやって来た。

みんながギャンブラーであり、みんながある程度のお金を落としていった。

当然ホテルもカジノ収入を原資として様々なアトラクションを無料で提供してきた。

ただ、アトラクションといってもギャンブルの途中での息抜き程度が目的のため、

プールの無料開放やバンド演奏などが主なサービスだった。

カジノに依存した経営が成り立つ時代だった。



しかし、1989年にミラージュホテルで火山噴火ショーが始まった。

これはギャンブルの町から総合エンターテイメントの町へと変わるきっかけであり、

新時代の幕開けを告げるラスベガスの広告塔でもあった。

それ以前にも無料のアトラクションはあったが、これほど大規模なものではなく、

単なるホテル内のアトラクションの域を超えて、

ラスベガスを代表する観光スポットとして親しまれるようになった。



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エクスカリバー。アーサー王伝説をテーマにした中世ヨーロッパの城郭。



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トレジャーアイランドの海賊船



しかし現在ではアトラクション自体が肥大化してしまい、ホテル経営を圧迫しているという。

ベラージオの噴水アトラクションも豪華な噴水で客を集め、

その客の何割かがカジノでお金を落としていってくれるだろうとの計算で始めたが、

巨額の運営経費に見合うだけのカジノ収入を得られず多くの問題を抱えているという。

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ベラッジオの噴水ショー



それは無料アトラクションだけを楽しんで帰ってしまう者が多すぎるからである。

非ギャンブラーの数が相対的に増えたため、

一部のギャンブラーたちが落としていく資金で大多数の者に無料でエンターテーメントを奉仕するという

何とも変則的なカジノに依存する経営になってきていた。



ホテル経営の誤算は、非ギャンブラーの数が増えたことに加え、

リピーターが思ったより増えなかったことも要因だろう。

テーマ型のホテルというのは、子どもも大人も一度は泊まってみたいと思う人も多いだろうが、

一度見てしまえばそれ以上の魅力はなく、再度泊まりたいと思う人は多くはないのではないだろうか。

それにあるテーマを持っていると、経営戦略的にもそれにとらわれてしまい、

新たな動きが出しにくい。

リピーター客ほどテーマがないところを好むものだろう。



テーマ型のホテルも、当初は珍しさも手伝って大いに成功した。

目新しさも減り、まわりにも競合他社が出現すると、業績も振るわなくなってくる。

火山も、その後海賊船やピラミッド、自由の女神、噴水ショー、エッフェル塔、

凱旋門、コロシアムなど、ビジュアル的に目立つ建造物が次から次へと出現するにつれ、

相対的に存在感を低下させていくことになった。

テーマを持つことは短期的な戦略としてはいいが、

長期的にはマイナス面も目立ってくるということかもしれない。

一見の客を取り込むよりリピーターを増やすほうが、

経営的にも良いと言えるのではないだろうか。



自分も結構楽しんでいたと思う。

毎日14~16時間歩き回っていたのだから、決してつまらなくはなかった。

でも何度も訪れたいかといわれれば、う~ん…って感じ。

20年後くらいにどのくらい変わっているか見に行ってみたいけど。



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ラスベガスにとってはテーマ型ホテルブームはもう終焉に向かっているのかもしれない。

カジノの本場ラスベガスでさえ、カジノ経営だけではやっていけず、

いや、カジノ経営に絞っていればよかったのかもしれないが、

客層を広げたために苦戦して、あの手この手を打たなければならなくなっている、

というのが現状だろう。



ラスベガスでも客室内での老朽化、古臭いことから客足が遠のく。

新しいことを売りにすることでは、数年後にはその売りはなくなる。

当初から新しさを売りにするのではなく、

年月が経つほど味がでるような設計をしなければ長続きしない。

もちろんメンテナンスは必要だが。

色彩計画も重要である。ピンクが多いとラブホテルみたいと言われたり。



ネオン、カジノ、ナイトショー、アトラクションといった華やかな部分の裏には、

経営側の切実な悩みが見え隠れしている。

新規オープンやリニューアルを繰り返さなければならず、

ラスベガスにおいて客を集めるためには金をかけなければダメだということを示している。



人の生活から切り離されたテーマパークという町に継続的に人を呼ぶためには

常に突っ走っていなくてはならない。

そしてここは現在の消費社会を極端なかたちで見せている町なのかもしれない。

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2011.04.05 Tue l 33:北米:アメリカ l COM(5) TB(0) l top ▲

コメント

ラスベガス、15年位前に行ったー!
あの時でさえ、凄いと思ってたのに、今行ったらまたまた凄くて、田舎者丸出しなのか、口をぽか~んとあけてキョロキョロしちゃいそう!
写真だけでもたまげたってのに(笑)

因みに80ドルほど勝ちました、スロットと大小で。
2011.04.05 Tue l mao. URL l 編集
ラスベガス、15年位前に行ったー!
あの時でさえ、凄いと思ってたのに、今行ったらまたまた凄くて、田舎者丸出しなのか、口をぽか~んとあけてキョロキョロしちゃいそう!
写真だけでもたまげたってのに(笑)


因みに80ドルほど勝ちました、スロットと大小で。
2011.04.05 Tue l mao. URL l 編集
No title
的確で鋭い考察、興味深く読ませてもらいました。
で、その後、どうなのよ??
2011.04.05 Tue l マサ. URL l 編集
No title
これからもこれまでの旅について載せてくださいね。

リーダーで文章だけで読んでみて空想して、その後ブログ(写真つき)で見て、へぇ~ほぉーと思いながら読んでいます。楽しいです。
2011.04.05 Tue l さこ. URL l 編集
No title
>maoさん
15年前だと、結構変わってると思うよん。
おれが行った時も建築中の建物が結構あったから、
また今の姿も多少は違うんだろうな。
ぜひ再訪を!!
ちなみに、こちらはマカオの大小で負けました…

>マサさん
おっマサさんにそう言ってもらえるうとうれしいですね~
え~、世間では春ですが、
僕は2月のシベリアの大地に放り出されたような感じです。
生きて帰れるのか…

>さこちゃん
は~い、ありがと~
あと軽く一年はかかるだろうけど、気長にお待ち下さい。
文書だけで読むと、写真の解説が微妙に文章の流れを遮ってるよね…
2011.04.10 Sun l 管理人. URL l 編集

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