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コスタリカ:カウィータ(2009年7月)
CostaRica : Cahuita (07/2009)
(地図は右のルートマップを参照)



パナマ国境にも近いカリブ海に面した町カウィータ。

町の横にはビーチとジャングルからなるカウィータ国立公園が広がっている。



Costarica



Costarica

ジャングルの中のトレイルを歩いていると、

足元にはハキリアリや色鮮やかなカニが、

少し目を奥にやると世界一美しいトカゲと言われるグリーンバシリスクが、

目を上にやるとサルが木々の間を飛び回っている。

時折鮮やかなブルーのモルフォ蝶が自分の周りをひらひらと飛んでいく。

その他名前も知らないような虫とかがけっこうたくさん。



Costarica

突然アライグマがやってくることも。

最初は向こうも驚いてたけど、なぜだか近寄り始めた。

このときはまだ何者か分からなかったけど、

触れる範囲に近づいたときに爪を見て、

「うおぉ」と、びびってしまったら、向こうも驚いて逃げていった…



Costarica



Costarica



Costarica

丸一日歩いて十分満足した。



今日はだいぶ歩いたのでとても疲れた。

ちょっと早いけど寝てしまおう。

ウトウトしているうちに他の旅行者が帰ってきた。



それにしても暑くて、寝苦しい夜だ。

ぐっすりと眠ることはできず、たまに目を覚ましてしまう。

気がつくとドアのところに人が立っている。

ん、誰か出かけるのか、こんな夜中に。

ん~、眠い。



寝返りを打つときになんとなく目を開けたら、

ベッドの後方に人影が見えた。

ん、なんだ?と思ってちょっと見てみると、

その人影の手が伸びてきて、

自分のベッドの上に置いてあったショルダーバッグを盗ろうとしていた。

反射的にバッと起きて、バッグを確保した。

その人影は突然の動作にとても驚いたようで

飛び跳ねるようにして後ろに引き下がった。



「なにやってんだ?」と聞くと、

「ドアがどうのこうの」とわけの分からない説明をし始めた。

視線をベッドの下に移すと、

あっ、ない。

おれのサブバッグが。

おれがそれに気が付いたのと同時に、

その泥棒たちは逃げ出した。

体は自然と奴らを追いかけ始めていた。



ここの宿は、建物の入口を通ってから部屋に入るのではなく、

個々の部屋がそれぞれ外部との出入り口をもっている。

まあ海辺の宿っぽいといえばそうなんだけど、

簡単に外部の人が侵入できてしまう。

そういえば後から帰ってきた他の旅行者が鍵をかけなかった気がする。

暑いからドアを開けて寝ようとか言っていたくらいだからな…



部屋を出て、庭を通り抜ける。

庭先のドアが開いている。

ここのドアも開いてたのか…

なんちゅう宿だ。まるで危機管理がなってない。

外に出て砂利道を追いかける。

裸足で飛び出したので、足の裏の痛いこと。

300mくらい走って、2人組みの犯人は二手に分かれた。

もちろん追いかけるのは、サブバッグを持っているほうだ。



ほどなく追いつくことができた。

片手におれのサブバッグ、そしてもう片方には、

今まで暗くて見えなかったけど、棒に釘を何本も刺したようなものをもっていた。

そんなもんつくってくるなよ~

奴の攻撃を避けつつバッグを奪い返さなければならない。

う~ん、とりあえず捕まえた瞬間にぶちのめせば良かった。

失敗だ!!



釘付きの棍棒が気になって、膠着状態になってしまった。

そうこうしているうちにもうひとりが戻ってきて、

後ろから首を絞めてきた。

完全に決まっていたわけではないけど、倒されてしまった。

その隙にバッグを持った奴が逃げていった。

しばらくして首絞め野郎も手を離し逃げていった。



振り返ると、2人ともまだ20mほど先に居る。

追いかければまだ追いつける距離だ。

しかし棍棒の他に何か持っているかもしれない。

ナイフや拳銃が出てきたら最悪だ。

それにベッドの上に放置中の貴重品が気になる。

2人組みもこちらがどういう行動に出るか気にしている。

やむをえず宿に戻ることにした。



宿に戻るとみんな寝ていた。

何が起こったかも知らずのん気なもんだ。

お前らのせいで部屋に泥棒が入ってきたのにぃ~(怒



とりあえず宿の人に連絡して、意味はないけど警察に行った。

どうやら隣の宿で少し前に拳銃強盗があったようだ。

被害額は100ドルくらいらしいけど。

コスタリカは中米では一番治安がいいらしいけど、

この町は黒人も多く、ふらふらしているような奴も少なくない。

2人組の泥棒も黒人。



部屋に戻ると、宿の人から事情を聞いたのだろう、

入口の自分とは反対側にいた女性が

ありがとう、あなたはヒーローだとか言ってきた。

まあ確かにあそこでおれが気が付かなければ、

他の人のものも盗まれていただろう。

案の定、後で帰ってきた奴らは部屋の鍵は閉めなかったようだ。

ごめんとは言ってきたけど、

どうしようもすることができないもどかしさだけが残る。



盗まれたものは、

メインカメラ、寝袋、専門書数冊、

写真などのデータが入ったポータブルディスク、などなど。

そして何より痛かったのが南米からの日記とアドレス帳。



mixiやfacebookで繋がっている人は連絡は取れるけど、

それらをやっていない人や、

そこまで親しくなかったけど、

後で連絡はとろうと思っていた人のアドレスが消えた…

facebookは前からやっていたわけではなかったので、

特に外国人のアドレス損失が大きい。



日記も痛い。

幸い日記用のメモは残っているけど、

それかといって全部書いてあるわけではないし。



でもきっとこれまでのことは覚えてるはず。

ただ思い出せないだけで。

思い出すきっかけさえあればきっと思い出せるだろう。

そのきっかけはきっと、

これまで出会った旅行者との再会時の会話だろう。

南米では多くの旅行者と出会い、多くの時間を共有してきた。

彼らとまた会って、いろいろ話していれば、

きっと。。。



不幸中の幸いで、寝る前にPCをちょっと使っていたので、

PCだけは枕元にあり無事だった。

写真もパナマまでのは取り込んであったし、

データに関してはほぼ無事だ。

他の音楽などのデータに関してはまた貰えばいいし。



そして怪我も頭から少し血を流したくらいで済んだ。

(釘がいつの間にか当たっていたのだろう)

拳銃やナイフを持ってたら、

あの追いかけていった行動は間違いだっただろうし、

まあしょぼい泥棒で良かったと思って納得するしかない。



日記はどうしても取り返したかったので、

翌日、張り紙をつくり、少年探偵団を結成してみた。

犯人たちにとっても日本語の本や日記は不要なもののはず。

きっとそこら辺に捨てているだろうと思ったのだが…

結果は見つからず。



コスタリカは入国でももめたし、どうやら呼ばれていないようだ。

こんな国はさっさと退散しよう。

首都のサンホセで当座必要なものを買い揃え(なかなか見つからず苦戦した)

次なる国、ニカラグアへと進んだ。



あ~それにしても自分の不注意から起こったことならまだ納得もいくけど、

そうじゃないだけに腹立たしい。



って半年も前のことだけど、書いてると思い出してきて腹立ってきた(笑

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2010.03.28 Sun l 27:中米:コスタリカ l COM(11) TB(0) l top ▲

コメント

No title
私もコスタリカ・サンホセにて、すべての荷物盗まれて帰国となったよ。
幸い、貴重品はお腹に巻いてたけど…
その10日前にはニカラグアで、3人組の強盗に押し倒されてデジカメ取られたし。
もう、中米は行きたくない。。。
2010.03.28 Sun l yuna. URL l 編集
No title
あたしもモロッコでやられてます
日記と写真のデータとアドレスが一番いたいよね

でも命が大切!

あきらくんが15日に帰国とメールきてたよ!

2010.03.28 Sun l さとみ. URL l 編集
命があってほんとうに良かった!しかし悔しさがあるのは分かります。首しめ以降ジャッキーチェンを見ると体を鍛えたくなります。
2010.03.29 Mon l 良太. URL l 編集
No title
もし、首絞め強盗に出会ったら
チョキで目潰しだとずっと
仮想訓練してました。笑

命があって何よりです。
何もアドバイスする必要はないでしょうが
気をつけて下さいね。
2010.03.29 Mon l インドであったタケト。. URL l 編集
No title
アア~、やっぱりそういう危険なめにも会っているんだね、大切なものも失くされたようだけど、たいした怪我でなくってよかった!

やる方もけっこうビビッっていたんじゃないのか、そういう奴が相手の時はいっそう危ないから深追いしなかったのは賢明。

ブログの中にそこは黒人が多いって書いてあった、確かに北米でも黒人が多く住んでる場所は治安がよくない、でも黒人が悪党になるんじゃなくって貧しいから悪党になるんだって思う。

実際はうんと金を持ってるのが一番悪人だったりするんだけど。

なんでこんな弁解じみた事を言うかというと、うちの夫が黒人だからなんだけどね。

そんな事があったりすると黒人の人を嫌いたくなるけど君がずっとそう感じてたらいやだなあって思う、日本人だってそういう人はいるし白人もいるしね。

もうすぐ帰るみたいですが、お元気で。
2010.03.29 Mon l yoko. URL l 編集
No title
危なかったねーでも体が資本やからまだよかったほうやね。日本で悪いニュースは聞きたくないよ...しかし物より思い出プライスレスやもんねーデータってほんま痛いよねー健康でいたら人生長いんやしまだまだ出来ることいっぱい出来るからv-7日本で飲めることを楽しみにしとります!
2010.03.30 Tue l yosuke. URL l 編集
No title
私は韓国のドミで深夜に泥棒が入りました。
が、同じ部屋の人が気づいて事なきを得ました。
でも別の部屋の人はやられていました。
2010.03.31 Wed l なへむら. URL l 編集
No title
釘付きの棍棒を持っているなんて怖いね。
盗まれるのは悔しいけど、
追いかけたり抵抗したりしないほうが
無難なのかなぁって、しみじみと思いました。
それにしても、いつも冷静なイメージがあったので
アライグマの爪にびびっちゃうなんて意外でした☆
2010.04.04 Sun l イラン会のA. URL l 編集
No title
久しぶりに読ませてもらったら・・・びっくりでした。
アライグマまでは、微笑ましかったのに。

でも大丈夫なの?と思いきや、ずっと前のお話のようで・・・今、元気に旅続いてることを祈ってます。
2010.04.12 Mon l しらいし. URL l 編集
No title
びっくり!!
でも追いかけちゃだめですよ!!
悔しいけど、絶対追いかけちゃだめです!!
無事でよかったです。
強盗なんて、気を付けようもないですが、
気をつけてください。
2010.04.15 Thu l ane. URL l 編集
No title
>yunaさん
中米は内戦の影響などもあり治安は南米より悪い感じだった気がする。
嫌な思い出のある国は印象もわるくなるよねぇ。

>さとみちゃん
うん、どうせなら現金とか取られた方がよっぽどマシだよ~

>良太くん
確かにジャッキーのような強さが欲しくなるねぇ。

>タケトくん
仮想訓練は大事かもね。
でも首絞めには会わなくてよかったよ。

>yokoさん
彼らがアフリカから連れて来られたことや、
現在の境遇を考えると黒人が悪いのではないというのは頭では分かりますけどね…
黒人でもブラジルをはじめ良い人はたくさんいるし。
でも以前の旅も含め、やられたのは全て黒人にだから印象は悪くなりますね。

>yosukeくん
そうだね、怪我がなくて何よりだよね。
時間が嫌な思いでも忘れさせてくれるかな。

>なへむらさん
運やタイミングおあるんでしょうね。
僕ももう少し起きるのが遅かったらパスポートとかもやられてましたからね。

>あつみさん
アライグマ、最初はたぬきかな?なんて思ってたんだもん。

>しらいしさん
その後、なんかいろいろあったけど、元気にやってますよ~

>aneさん
体が自然と反応してしまいました。。。
まあ深追いはしなくてよかったかなって思いますけどね。
やはり体が資本ですもんね。
2010.04.22 Thu l 管理人. URL l 編集

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