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コロンビア:メデジン、ポパヤン(2008年8月~9月)
Colombia : Medellin, Popayan (08~09/2008)
(地図は右のルートマップを参照)



これまでアジア、南米と旅をしてきて、

強盗など犯罪の類に巻き込まれたことはなかった。

この旅以前の旅を入れても、

オランダのアムステルダムで軽く絡まれたくらいしか記憶にない。



南米で前評判の悪かったブラジル、ベネズエラも

終わってみれば何事もなかった。

リオでも深夜に町で遊んでたりもしてたけど。



運がいいのかな。



しかし、その運もここまで…

ここコロンビアでついにそのときがやってきた。



メデジンやボゴタなど、かつてはかなり恐れられた都市をもっており、

現在でもカリのカルテルは存在感があるし、

南部や山岳地帯では数は減っているとはいえ、いまだゲリラが潜んでいたりするようである。



犯行現場は、メデジンのそこそこの通り。

2車線あり、車もかなりの台数が通っていた。

そして歩行者も数も、まったくいないというわけではなかった。

犯行時刻は、午後7時をまわった頃だっただろうか。

まだ日が暮れて間もない頃であった。

このような状況から、まだ緊張感をもって歩いていなかった。



そして、奴は突然やってきた。



歩いていると、急に横に男が。

肩がくっつくくらいピッタリと横に。

「なんでこんなくっついてくるんだ?」

と、警戒心がなかった…

警戒していればこの時点で気が付いたであろう。



一瞬遅れて「あっ」と思ったとほぼ同時に、

腕をガッとつかまれた。



実はこのとき、というか少し前から、ちょっとイライラしていた。

というのもこのあたりの道が

行き止まりだったり、

街区がでかくて曲がりたいのになかなか曲がれなかったり、

「なんだこの都市計画は」って。

それに雨まで降ってきたし。



そんなこんなで、

「んだ、この野郎~」

ってな感じで思いっきり振り払った。



で少し距離を置く。



周りの様子を伺うと、

後方に動きを止めた奴がひとり。

「ちっ、仲間か」



挟まれた状況はまずいので、

戦闘態勢に入り、間合いはそのまま、

少しずつ動き、突破口をつくる。



10秒くらいだろうか、そのまま対峙していると

近寄ってきて助けてくれるわけじゃないけど、

「どうしたの?」みたいな感じで、

少し遠くから声をかけてくれた家族連れが。



でも相変わらず対峙したまま。

少しずつ移動して、その家族側に位置を移した。

一応これで挟まれた状況も回避し、逃げられる体制はある程度整った。



でもやっぱイライラしてたからか、逃げなかった。

逃げときゃいいのに…



人目が多少あり、注目も集め始めてたからか、

奴があきらめて去っていった。



ふ~、相手が凶器もってなくてよかったぁ。






その数日後、またしてもメデジンで同じような状況に出くわした。

場所こそ違え、状況も時刻も似たようなもの。

人通りはもっと多かったくらい。

繁華街近くの地下鉄の駅降りてすぐだったし。



またしても後ろからスッと横に現れてきた。

この前のことがあったから、

夜になると人通りが多いところでも緊張感をもって歩くようにしていた。



そのおかげで、腕を捕まれる寸前に奴から離れることができた。

少しの間、対峙したけど、

奴はそれ以上追い詰めることなく去っていった。



ふ~、やはり治安が良くなったとはいえ、メデジンは侮れない。






ついてないときは、そういうのが続くもので、

次の事件はまたもや数日後に起こった。



メデジンからボゴタに夜行バスで移動していたときのことである。

時刻は午前3時をまわった頃であろうか。

突然、強い衝撃とガラスの割れる音がした。



「あっ、襲われた」

「ゲリラの襲撃だ」

って反射的に思った。



横の窓ガラスは割れていないが、

運転席と客席を仕切っている黒いガラスが粉々になっていた。



チケットを購入するとき、

一番前と一番後ろの席だけが、他の席よりも安かったので、

一番前の席を選んでいたのだ。

後ろはトイレがあって人の移動が多いだろうしと思って前にしたんだけど、

なんとこのバスはトイレが前にあり、

「ついてないなぁ」って思っていた。



そしてこの状況。

席の前にあったガラスの破片はもちろん飛んできた。

ガラスのシャワーを浴びてしまった。

幸いウインドブレーカーを着て、フードも被って下向いて寝ていたので、

外傷は最小限で済んだけど。

う~む、二重でついてない…



しばらくしても誰も踏み込んでこない。

少しして乗客のひとりが運転席と客席の間にあるドアを開け様子を見にいった。



どうやら襲撃ではなく事故のようだ。

ドアを抜けると、左側、運転席側のフロンドガラスが大破していた。

colombia-メデジン



しかし妙だった。

コロンビアは右側通行。

障害物にぶつかったなら、通常は右側がぶつかるだろう。

しかし左側なので対向車とぶつかったのかと思うと、

そうでもない。そこには何もない。



結局原因は分からないけど、

どうしようもないので、

ガラスを適当によけて寝ることにする。



出発する気配は一向にない。

代わりのバスがくるわけでもない。

なんか少しずつ作業はしてるみたいだけど。


どうやらフロントガラスを除去してるようだ。

運転席との仕切りのガラスも全部外された。



そして夜が明けた。



バスは走り始めた。

オープンカー状態。

というかフロントガラスもなく、運転席との間の仕切りもないから、

風が前方から直撃…

colombia-メデジン

さっ、さみぃ…

ボゴタまではあと4時間はあるはずだ。

この状態は厳しすぎる…



まあそのまま30分ほど走り、町のバス会社で、

他のメデジン→ボゴタ間のバスに乗り換えたからよかったものの、

悪いことが続けて起こってるなぁ。






でも一番怖かったのは、コロンビア南部のポパヤンという町でのこと。

ポパヤンは、いわゆる観光をするところ(旧市街)はとても安全。

他の町でもしていることだけど、

日常の町の様子を知りたいので、

見所でも何でもない住宅街とかを歩くことが多い。



ということで、ここでも旧市街を離れて、どんどん歩いていった。

しばらく歩いていって、だんだん雰囲気が悪くなってきて、

「ボチボチ引き返すか」

と思い始めていた。



道端には、あまり覇気がなく座っている人が多い。

これもコロンビアの一面だなぁって思って、

パシャって写真を撮って、

よし戻るかと思ったとき、

そのファインダーの先にいた人たちが声を掛けてきた。

でも多少離れていたので、何を言っているのかよく分からない。



これがその場面。

colombia-メデジン

右の人たちが手を上げて、

「何撮ってんだ!!」

みたいな感じ(まあそのときは分からなかったけど)



それと同時くらいに、

近くにいた人たち、美容院の人たちだけど、

「はやくこっちこい」

って呼んでる。



十字路の正面に上半身裸のオッサンたち、

十字路の右側に美容院の人たち、

状況がまだ飲み込めてないだけにどうしていいのか分からない。

どっち???




オッサンたちの表情がとてもウエルカムな感じではなかったので、

美容院の人たちの方に足を向けた。



「早く来い。早く来い」

と、せかす。



美容院の中に入ると、家族みんなでかくまってくれた。

オッサンたちが来ても、

マスターが

「誰もいないよ」

みたいな感じで追い払ってくれた。



「ダメだよ、この辺で写真撮っちゃ、危ないぞ」

「もう少しで」

って言って、右手で拳銃をつくり、

その手をこめかみあたりにもっていく仕草をして

「バンッ」



「えっっっっっ」

殺されてたってことですか、それは…



え~、表情などから察するに、決して冗談ではないらしい。

この辺りでは銃声を耳にすることも決して珍しいことではないし、

犯罪も多いとのこと。

ちょうどこの美容院のある道が危険地帯との境界線あたり。

そこから少し入ったところで写真を撮っていたわけです。

助けがなければ、まあ殺されるまではいかないまでも、

何らかの被害を被ったことだろう。



いやはや、雰囲気悪くなったなとは思ってたけど、

そこまでのものだったとは…

今度からそう感じたら、すぐに引き返そう。。。



それにしてもこの美容院の家族はよかった。

珍しい日本人に大人も子供も興味深々だし、

とても親切にもてなしてくれた。





と、まあ全部未遂で終わったんだけど、

このようなことがあったのは、コロンビアのみ。

このあとエクアドルに抜けて、

コロンビアから来た人に聞くと、

大抵みんな程度の差こそあれ、やられてた…



コロンビア、いい人たちもたくさんいて、いい国なんだけど、

やっぱ気をつけないと。

矛盾するというか相反するものが同居しているというのも、

この国の特色かな。

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2009.01.18 Sun l 22:南米:コロンビア l COM(4) TB(0) l top ▲

コメント

No title
うわー。こわいですね。
いま県人会にいる人がコロンビア最高!!
っていってたから行こうか悩んでたけど。
今回はパスしときます。
金も足らなそうだし。
それにしても未遂で終わって良かったですね。
ブラジルに無事これますよう祈っておきます。
2009.01.18 Sun l Q. URL l 編集
No title
いや、それ危機一髪じゃん。w
注意してるだけじゃ無理な場面も
あるんでしょうね、コロンビアは。
気をつけてくださいね。
そして、楽しんで!
2009.01.19 Mon l taketo. URL l 編集
No title
うーん。危険ですな。

私も危ないと言われる国に行って、1度も危ない目に遭った事ないけど・・
だからといって、「○○は大丈夫だったよ~」とか気軽に言わない様にしてる。
自分が運が良かっただけかもしれないのに、そうやって伝えたら、聞いた人は警戒心が薄れちゃうしね。

でも、1回危ない所に行って大丈夫だったからって、「あそこは大丈夫だよ!」的な事言う人も多い気がする・・
私の友達は、そういう人にはいつも「じゃぁそこに10回行ってみなさい。1回は何かあるから」って言ってる。

でもやっぱりコロンビア、
それでも興味ある・・

なんにせよ、気を付けて旅を続けてね!!
2009.01.19 Mon l のん. URL l 編集
No title
>Qさん
オレはまた行くけどね(笑
これからペルー・ボリも気をつけないと。
結構やられてるからね~
ぜひ祈ってて下さい。

>taketoくん
確かに注意しててもやられるときはやられるね。
でも居心地いいからね~コロンビアは。
やっぱオススメです。

>のんさん
ブエノスでのオレは凄く安全だったけど、
同時期に何人も被害にあった人に会ったからね。
スキがあるなしに関わらず、
もう、運だね、これは。
2009.01.20 Tue l 管理人. URL l 編集

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