ブラジル:ブラジリア(2008年5月)
ここです(地図)

前回に引き続き建築・都市デザインの内容。
都市デザインの面からみるとブラジリアはイマイチだったけど、
個々の建築では良いのがあった。
主要な建築物はブラジル建築界の巨匠オスカー・ニーマイヤーによって設計された。
カテドラル


柱や梁、スラブなどは存在せず、16の弓状の構造体だけが接地していて、
あとはそれが上空へ向かって伸びているだけの単純であり大胆な構成。
アクセスは狭い地下トンネルだけで、暗闇の先に光で満ち溢れた空間があり、
そこはステンドグラスで飾られ、これまでの教会とは一線を画する。
構造でも当時にしては恐らく限界に挑戦していたのだろう。
でもその大変さは見ていてまったく分からない。というか見せていないのか。
一般の人にとってもとても分かりやすい建築。
「私はまったく新しい教会の建設を試みた。十字架や聖人像は必要ない。
光と影の道を越えた先に無限に広がる空間こそが祈りを伝導してくれる。
そんな芸術をつくりあげたかった。無限の探求の中で美しい聖堂は完成した。」
たぶんこれはこのカテドラルのことを言っているんだろうけど(実際、十字架はあるけど…)
「教会」を自分なりに解釈し、そのためにどのような空間が必要か考えた結果がこれである。
いいねぇ。でも「無限に広がる空間」、個人的には天井部分
(?16の構造体が上部で接しているところ)
がなければいいのになぁって思ったけど、まあいろいろ検討した結果、
彼にとってはこれが最善だったんだろうなぁ。

ドンボスコ

上記のカテドラルとはまた違った箱型の教会。
ん、そ〜いえばこれは誰が設計したんだろ。。。
青のステンドグラスがつくりだす空間。
これもまた興味深い建築。
自分はクリスチャンではないから、実際教会がどのようなことをするところなのか
正直はっきりとは知らない…。
「祈り」というものがどのようなものなのか。神との対話とは。。。
まあそんな理屈を抜きにしても、ここは安らげる心地よい空間だった。

外務省

外務省は国際社会の中におけるその国の窓口でもあり、
この施設は各国からの客をもてなす場でもある(たぶん…)
そう考えると、この建物はそのための機能を十分に満たしたものになっている。

ここには真ん中に2階への階段と少しの椅子、そして端に小さな庭園があるだけである。
客を迎える入口としては何とも贅沢な空間。
無柱空間が空間の広がりを感じさせ、
奥の庭園の明かりがこの階に明るさの差異をつけており
(この写真ではちょっとその感じは出てないけど)、
また天井高の変化もあって良い感じ。

2階への階段。この階段のために1階が存在していると思わせるくらい存在感がある。
もてなすための空間が各階にある。
歴史的な調度品で飾られた部屋、屋上庭園などなど。


その建物がどのような機能を欲しているかを知り、その要求を満たし、
なおかつ創造的で、表現された形そのものの美しさが加わっている。
う〜ん素晴らしい。ブラジリアの中ではこれが一番気に入ったかなぁ。
ただ残念だったのが、その他の機能を請け負っている(と思われる)後ろの建物が…
後ろの建物の方が大きいから、正面に立って見ると、後ろの建物が邪魔して、
せっかくのこの建物の魅力が半減しているような気が…
あとはサクサクッと。


ここもニーマイヤーらしく曲線を多様した美術館。1階(?下のフロア)は無柱空間。
2階の床は天井から吊っている。そのため空間が広々としており、配置も自由に行える。
照明も球体を活かし、考えられている。
国会議事堂



ふむふむ。
ホントはもっとじっくり見たかったんだけど、
安宿営業停止命令みたいなのが政府から出せれていて(理由は不明)
一泊二日で早々に立ち去らざるをえなかったのが悔やまれる。
ちなみにここの近距離バスターミナルの食事、めちゃ安。
ブラジル周った中では最安。
あと、タワー下の露店の5〜6ヘアルの食べ放題もオススメ(昼間のみかな?)


返事が遅くなってしまいすみません。
う〜ん住居ですか… 住居に関してはちょっと分からないですねぇ、
申し訳ないです。