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アメリカ:フェアバンクス(アラスカ)(2009年9月)
United States of America : Fairbanks(Alaska) (09/2009)



デナリ国立公園を後にして、フェアバンクスへ向かった。

フェアバンクスでの目的はうまいサーモンを食べること、オーロラを見ることだけど、

夕飯にはまだ早い時間だったのでアラスカ大学に足を運んだ。



駐車場に車を停めて、キャンパスを歩いていると、

突然地平線にアラスカ山脈が見えた。

ちょうど昨日までいたデナリ国立公園のある方向だ。

アラスカ大学は高台にあり、所々視界が開けている。




少しの間デナリ国立公園でのことを思い出しながら

目の前に広がる平野とその先の山脈を眺めていた。

するといつの間にか、目の前の景色の先に

デナリよりもっと以前の光景が目の前に展開していた。

アラスカ山脈を見ているのだが、想いは遥かその先、

フエゴ島、南米大陸の南端だ。



パタゴニアの風の大地。

美しすぎる青い氷河。

果てしなく広がるアルゼンチンのパンパ。

海のような大河アマゾン。

一年中雲に覆われた最古の大地であるギアナ高地。

標高によって様々な表情を見せるアンデスの山々。

赤道近くの熱帯雨林。

メヒコの荒涼とした高原。

アメリカの砂漠地帯と大地の生き残りたち。

カナダの氷河とそれに削られたロッキー山脈。

極北のタイガとツンドラ。

そしてそれらを結ぶように点在する町と

そこで営みを送っている人々。



この景色を見たときにふとこれまでの道のりを振り返った。

南米大陸の南端から1年9ヶ月ほどかけて、

厳密には端から端ではないけど、南北アメリカ大陸を縦断した。

何十本ものバスを乗り継いで。最後はレンタカーだけど…



やっぱ地球はデカイ!!

ひたすらバスで来た甲斐があった。



確かに飛行機を使えば世界は狭く感じるかもしれない。

短時間であらゆるところに行けるようになった。

でも決して狭くない。やっぱ地球は広いなぁ。

それに旅の仕方によって、地球はいくらでも広さと深みを増してくる。

物理的にも決して狭くはないし、その広さを心理的により広げることができる

徒歩や自転車ほどではないが、バスの速度は辛うじて距離感がつかめる。

飛行機だと実感はないだろう。

飛行機からだと、距離をとってひとつの対象として見ている感じ。

それに比べバスは、その対象から距離をとって見るのではなく、

その真っ只中に身を置いて見ている感じ。



地球の大きさを測る自分なりのひとつの尺度を持つことができた。

だからどうしたと言われればそれまでかもしれないけど…

でもそれは単に位置的な距離感というだけでなく、

時間的なことであったり、もっと多くの尺度でもあるような気がする。

モノゴトは絶対的な尺度で測るのではなく、相対的な尺度で測るものだ。

人はそれぞれの尺度を持っている。

新たな尺度をもつことができたのは、より多くの見方・感じ方をもたらすことになり

きっと幸せなことなんだろうなぁ。



気候的にも文化的にも違う、ユーラシア大陸横断やアフリカ大陸縦断もやってみたい。

ユーラシア大陸だと、ヨーロッパ横断は大学時代に、

アジアも半分くらいは横断してるから、残るは中国の部分だけだな。

でもどうせなら一気に横断しないとなぁ。もう一回行こうかな。。。






さて、デナリ国立公園では圧倒的な存在感を誇っていたアラスカ山脈でさえも

ここからみると地平線から数cm盛り上がっているだけ。

それに空気層というか酸素のあるところって、

ほんとに地表のわずかな部分なんだなって思う。

たかが4~5000メートルあがるだけで酸素が半分くらいになってしまう。

こうして見ると、わずか数cmの空気層のおけげで生きていられるのだし、

地球の誕生から現在の多様な生物が生きていける環境が整ったことは

奇跡的な出来事のようにも思えてくる。



地球に生かされてるって思えば、それだけでありがたいこと。

せっかくなんだから小さなごたごたに惑わされず、もっと楽しまないと。

町での日常の生活に戻れば、そんなことは意識しなくなるけど、

少しの間でもそういうふうに思えたことは幸せなことかもしれない。

これからもこのことを心の片隅に。。。

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2011.09.04 Sun l (33':北米:アラスカ&ユーコン) l COM(0) TB(0) l top ▲

アメリカ:フェアバンクス・チェナ温泉(アラスカ)(2009年9月)
United States of America : Fairbanks, Chena Hot Springs (Alaska) (09/2009)
(地図は右のルートマップを参照)



さてさて感傷にふけってばかりもいられない。

あと残すはサーモン食って温泉入ってオーロラだ!!



アラスカ来たならサーモンでしょ。

アラスカのサーモンといえば「ユーコンキング」

キングオブキングの異名を持つサーモンの王様だ。


フェアバンクス

まずはサーモンということで、フェアバンクスの街中を探してみたが、

意外とサーモンを食べられるところが少ない…

たまにサーモンを食べられそうな店を見かけるが、

パッカーの我々には少々厳しい値段…



ワサビベイ

そんな中選んだのは「ワサビベイ」という名の日本料理店。

といっても経営は韓国人。ってことは料理人も韓国人だろう。

名前のセンスからして日本っぽくない気もするし。

サーモン巻きを頼んだが、サーモンはどこ?って感じ…

値段が安いだけあって、内容もたいしたことはなかった。



いまいち満足できなかったので、新たな店を探す。

しかし金銭的な面をクリアする店となると…残すはデニーズしかない。

最北デニーズ

ということで世界で最北のデニーズへ。

デニーズなら刺身系は無理だろうけど、サーモンのグリルとかは期待できそうだな、

とか思いながらメニューを見ていたが、

なんと、サーモンがひとつもない…

店員に確認するも、やはりない…

地元では食べないのか?



最北デニーズ

店内はいたって普通。家族やら友人やらで楽しそうにしている。



しかしこれ以上探していると温泉に入れなくなってしまう。

サーモンは泣く泣く諦めることに…

聞いたことのない魚のソテーを食べ、デニーズを後にする。



フェアバンクスの町を出てチェナ温泉へ。

温泉へは「Chena Hot Springs Road」という道を通って行く。

文字通り、チェナ温泉への道なんだけど、

ほぼこの温泉のためだけに100km弱もの道を作るとは、さすがアメリカ。



室内にいくつか風呂があり、外には広めの露天風呂がある。

運がよければ温泉につかりながらオーロラを見ることができる。

水温も高めで気持ちいい。

真っ暗な空にもうもうと湯気が立ち上る。



泳いだり、ゆったりと浸かりながら、これまでの疲れを取り、

オーロラを待ち構えていたが、

残念ながら、入浴中にオーロラを見ることはできなかった。

温泉は24時間開いているわけではないので、

仕方ないので、外で普通に待つことにする。



9月とはいえ、夜は氷点下になるので、ただ待つというのも厳しい。

チェナ温泉には宿泊施設もあるのだが、

オーロラ待ちの人のために、ひとつ部屋を開放してあるので、そこで待つことにする。

ここは別に宿泊者以外の人も使える。



日本からオーロラを見るツアーの団体が来ていた。

一週間ほどに日程で、ほぼオーロラを見るだけのツアー。

そのためか必死さが行動に出ていて、

オーロラの出現を逃すまいと、夜通し、メンバーが輪になって歌って、

眠気と寒さと戦っていた。

うちらはそのおこぼれにあずかろうと、基本、部屋で待機していて、

たまに外に出て様子を伺っていた。



天気は悪くないのだが、オーロラは一向に出る気配がない。

2週間もいれば、一日くらいは見れるだろうと高をくくっていて、

最初の頃はそれほど真剣にオーロラ待ちをしていなかった。

結局朝方まで粘ったがオーロラは姿を現さなかった。

レンタカーを返さなければならないので、これ以上アラスカに留まるわけにはいかない。

最後の望みはユーコンのホワイトホースしかない。



温泉に浸かりながら、オーロラを眺めている姿を想像していたが…

サーモンも安くてガッツリと食べられると思い込んでいたのに…

う~んことごとく予想を裏切られてしまった。

そうそう思い通りにはいかないか。



アラスカハイウェイ

いったんフェアバンクスに戻り、

アラスカハイウェイをホワイトホースに向けてひた走る。



アラスカハイウェイ

アラスカに向かっているときは、山は雪を抱いていなかったのに、

たかだか10日ほどで、もう山は真冬のような様相に変わっていた。



アラスカハイウェイ

たとえわずかな時の流れでも、それを景色の変化が教えてくれる。

ほどなく町にも雪が降り始めるだろう。

これから長い長い冬が始まる。



アラスカハイウェイ

2011.09.13 Tue l (33':北米:アラスカ&ユーコン) l COM(0) TB(0) l top ▲
カナダ:ホワイトホース(ユーコン州)(2009年9月)
Canada : Whitehorse(Yukon) (09/2009)
(地図は右のルートマップを参照)



canada-ホワイトホース

アラスカからレンタカーを返しにカナダのホワイトホースに戻ってきた。



canada-ホワイトホース

ユーコン川に抱かれるように、人口2万ほどの小さな町がひっそりとたたずんでいる。



canada-ホワイトホース

泊まったホステル。

北国では貴重な陽の光をより多く取り込もうとする傾向も見られる。

冬の寒さには弱いだろうけど、何を重視するかだ。

大きなはめ殺しの窓から心地よい光が飛び込んでくる。



canada-ホワイトホース

何だか気になるデザインの映画館。味わい深い。



canada-ホワイトホース

看板建築?

昔の建物の前面だけ残して(といってもこれは全部建て直してるけど)いる。

昔の雰囲気を残そうとしているのだろうけど、まぁこれじゃテーマパークだなぁ。

そこには建物の歴史も言葉も感じられない。



canada-ホワイトホース

このほうが潔いかも…

昔のものを残したいならなぜ本物を残そうとしないのだろう。

理由はいくつも出てきそうだけど。。。



canada-ホワイトホース

使い続けられている教会。

やはり本物は違う。



canada-ホワイトホース

ユーコンからアラスカを横断してベーリング海まで続くユーコン川。

ゆったりと美しい水面の調べ。



canada-ホワイトホース

川沿いの道に日本の提灯があったのには驚いたけど、



canada-ホワイトホース

市民にとっては心のオアシス。



ここに住んでいる日本人の高校生と話す機会があった。

夏はまぁいいけど、

(長い)冬はやることないですよ~って。

みんな(たぶん若者)酒とクスリくらいしか楽しみがないって。



とりあえず一年は住んでみないと、その土地のことは分からない、かな。






ユーコン・アラスカではずっとキャンプ生活だったので、

ユーコンのほとりでしばし体を休ませた。

サーモンも食べて(生はさすがにダメだったけど)、

あとはオーロラ。



真夜中、町の灯りが届かないユーコン川のほとりで、オーロラの登場を待った。

アラスカ大学のオーロラ予報では、

10段階のうち真ん中のレベル5の強さのオーロラが見える可能性があるとのこと。

9月とはいえ夜はとても寒いので、静まり返った川辺でうろうろしていた。

すると前方の暗闇の中になにやら人影が。

ん、なんでこんな時間にこんなところに人がいるんだ?



向こうの人影がこちらに動き出した瞬間に、

考える間もなく、ダッシュで逃げた。

しばらく追ってきたような感じだったけど、なんとか絡まれずにすんだ。

あ~びっくりした。

でも後で分かったことだけど、

実は同じホステルの人で、同じくオーロラを待っていたとのこと。

う~ん、なら声をかけてくれ。無言で近づいてくるな~



で、結果的にオーロラを見ることは出来た。

けど、いわゆるオーロラのカーテンのような感じではなく、

うっすらとした緑色の光のかたまりみたいな感じ…

この年はオーロラの不作の年だったらしく、

8月の半ばに大きなオーロラが見えた以外はほとんど見えなかったという。

まっそれなら仕方ないっか。

冬のホワイトホースの町の様子も気になるし、

オーロラはまた次回のお楽しみにとっておこう。






ホワイトホースから、北上中に飛ばして寄らなかったバンクーバーに向かった。

canada-ホワイトホース

途中の町で出会った木像たち。



canada-ホワイトホース

町の特色を表そうと、町中に像がある。



canada-ホワイトホース



canada-ホワイトホース



canada-ホワイトホース

世界最大のクラッシャー。木をなぎ倒していくんだろうけど、

あまりその姿は見たくないかも…



バンクーバーまでの、中でもプリンスジョージまでの道中は

素晴らしい景色に満ち溢れていた。

まわりの木々は針葉樹林なんだけど、やさしい雰囲気に満ちており、

所々に木造の家屋がひっそりとたたずんでいる。

緩やかに川は流れ、湖面は静かに周りの景色を映す。

葉や水面は太陽の光をたくさん浴びて、光輝いている。



バスの乗客は我々観光客と地元の人たち合わせて10人ほど。

赤字路線だな…



たまに休憩所に寄り、その付近を散歩する。

心地よい空気が自分を包む。

バスのクラクションが「出発するぞ~」と教えてくれる。

また座席に戻り、両側の車窓に輝く景色が流れていく。



たまにポツンと家が現れる。



このあたりにひと家族だけで住んでいて、孤独ではないのか。

何を楽しみに生活しているのだろう。

ホワイトホースの高校生の言葉がちらっと脳裏によみがえる。


2011.09.22 Thu l (33':北米:アラスカ&ユーコン) l COM(0) TB(0) l top ▲
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