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エクアドル:キト(2008年10月)
Ecuador : Quito (10/2008)
(地図は右のルートマップを参照)



colombia-キト



エクアドルの首都である、キト。

エクアドルとは「赤道」の意味なのだか、

そう、キトはまさに赤道のすぐそばにある町である。

でも2500mもの高地にあるため、雨が降るとかなり冷え込む。



colombia-キト

朝方も結構冷え込む。

早朝、コートをまとい静かな広場を足早に歩いていく人を眺めていると、

ここがとても赤道付近だとは思えない。



colombia-キト

陽が上って来れば、そこはさすが赤道直下。

強烈な日差しが降り注ぐ。

教会の白色の壁も光る。

白は強烈な光の前で、より一層その魅力が引き出される。

この教会の前は大きな広場となっており、

多くの人が利用している。



colombia-キト

時にはここはコンサート会場にも変わる。

日曜の朝から騒々しいなって思ったら、

広場が黒ずくめだった。

なぜかヘビメタ系のコンサートを公共の場で行っていた。

集まる人々の服装は世界共通で黒色。

大衆向けのジャンルではないと思うけど、よくやるなぁって感じ。

でも広場の使い方は多様性があっていい。






colombia-キト

キトも他の南米の都市と同様にインディアス法によって計画された都市。

道路は碁盤の目のようにはりめぐされている。

でも起伏のある土地なので、坂道を上って振り返ると、

そこにまこれまでと違った町の表情が見れて面白い。



colombia-キト






colombia-キト

そうそう、キトでオススメの場所として、この教会を挙げる。

名前は忘れたが、旧市街と新市街の間にあり、

かなりの高さと大きさを誇るので、目立つだろう。



colombia-キト

この教会の塔の上のほうに、カフェがある。

こんな眺めのいいカフェも珍しい。

そしてそれよりも凄いのは、教会内をくまなく散策できるようになっている。

ヨーロッパや南米の教会を数多く周ったが、

ここまで自由に歩きまわれたのは初めてかもしれない。



colombia-キト

屋根裏はもちろん、前後の塔両方の内部、

そしてその塔も最上部まで登れる。



もうひとつ。

標高2500mのキト市街を標高4000mから一望できてしまうところ。

colombia-キト

ロープーウェイで一気に4000mまでかけ上げる。

こんな簡単に行けてしまうので、弁当でも持って行きましょう。






さて、話は変わるけど、

美味い料理屋が噂になることは、何も珍しいことではない。

でもその店の名が国境を越えて知れ渡っているという店はそれほどないだろう。

ここキトには、とても有名なお店がある。

南米はもとより、中米にまでその名は知れ渡っているそうだ。

(といっても旅行界、それも日本人旅行者の間でだけだろうけど…)



colombia-キト

ここが噂の玉面館。

ここの餃子は絶品で、しかも麻婆豆腐が裏メニューであるらしい。

中南米に中華料理屋は数多いけど、

もちろんキトをはじめ、エクアドル内でもかなりの数があるが、

餃子があって、ここまで美味いのは珍しいようだ。



まず餃子とビールは決まりだ。

そして麻婆豆腐も決まり。

あとは何にしようかなと思い、メニューを見てみると、

衝撃のメニュー内容だった。



以下、メニューの一部。

colombia-キト

カキアゲのことだろうけど、「鍋が」カキを揚げてしまう。

料理人がカキ揚げるのではなく、「カキが」揚げられてしまう。



colombia-キト

韮玉は、主人公は韮で、なんと卵と一緒に揚がってしまう。



stir friedの翻訳がまた凄い。

「かき混ぜながら強火で素早く炒めること」のようだけど、

「混乱」って… 

動作をイメージして、抽象化すれば分からないことはない、かなぁ

うん、イメージは何か分かる。



ケルプは… なんだ? 謎…。



料理人が主役ではなく、

素材や料理法に焦点を当てているところが凄い。

(というか単に機械で翻訳しただけだろうけど…)



それにしても大爆笑。



今日の教訓。

視点を変えて表現するととても興味深いものになる。



そして、餃子はもちろん、

他の品々も大変美味しゅうございました。

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2010.02.02 Tue l 23:南米:エクアドル l COM(3) TB(0) l top ▲
エクアドル:オタバロとその近郊(2008年9月)
Ecuador : Otavalo (09/2008)
(地図は右のルートマップを参照)



ecuador-オタバロ






エクアドル北部のオタバロは、土曜に開かれる市によって名を知られている。

ecuador-オタバロ

その規模はエクアドル内でも有数で、観光客をはじめ、多くの人を呼び集める。



ecuador-オタバロ

生活用品から民芸品まで、様々な屋台が広場や道路を埋め尽くす。



ecuador-オタバロ



ecuador-オタバロ

メルカド(市場)に行けば多くの食堂が軒を連ね、



ecuador-オタバロ

様々な料理が待ち構え、



ecuador-オタバロ

目も舌も楽しませてくれる。






ecuador-オタバロ

オタバロ族の多くは髪をひとつにまとめる。



ecuador-オタバロ

もちろん男も。



ecuador-オタバロ

そして子供も。



コロンビアでは目立っていた自分の長髪は、ここではいたって普通。

まったく違和感なく溶け込める。

むしろなぜ三つ編みにしない、ってほどだ。






さて、この辺りはオタバロを中心に、まわりに小さな村がいくつも点在し、

徒歩とバスで簡単に訪れることができる。

ecuador-オタバロ



ecuador-オタバロ



ecuador-オタバロ

小さい頃思い描いていたような田舎の風景がそこにあった。



東京生まれ東京育ちで、

しかも両親ともに東京出身だから、

自分には田舎がない、風土がないって思ってた。

小学生の頃、夏休みに田舎に帰る子が羨ましかった。



田舎での生活を少しでも見てみたい。



ecuador-オタバロ

ばあさんは川で洗濯をし、



ecuador-オタバロ

って、まぁそんなイメージの中の田舎ではなくてもいいんだけど。

(ここにはそれが存在したけど…)



ecuador-オタバロ

どこにいっても子供の遊ぶ声が聞こえる。

どんなところでも楽しそうに遊んでいる。






そういえば、子供の頃はどんなふうにして遊んでいたっけ。



ファミコンも登場して、ゲームもしたけど、

外でも思いっきり遊んだ。

野球やサッカーなどの球技はもちろん、

都会ならではの、密集する家の間を塀をつたったりしての鬼ごっことか、

建設前の空き地に忍び込んで秘密基地作ったり、

楽しいことはたくさんした。



でも振り返ってみると、

広い野原を走り回ったり、

小川で魚を捕まえたり

ちょっとした山に探検に出掛けたり、

そういう都会では気軽にできないことはほとんどした記憶がない。

せいぜい林間学校くらいかな。



学校の校庭からして、

アーバンコートと呼ばれていた陸上のトラックのようなもので全面埋められていたし、

土や砂と戯れるのは、公園やその砂場くらいだったかなぁ。

釣りに行くといっても、

近所の小川とかではなく大きい池のある公園だったり。

人工的な環境で過ごすことが圧倒的に多かった。



まぁ上記のこともイメージで、同時代の子供でさえも、

田舎の子がそういう体験をしてたかは定かではないけど。

それに田舎といっても、そこそこの規模の都市だったら、

東京とそう変わった生活はしてなさそうだし。



ecuador-オタバロ



でも出会った旅人と話していて、

子供の頃の話を聞いてみると、

少なからずイメージの中の田舎生活をしていた人もいた。



へぇ、楽しそうだなぁ。

小さい頃からそんなことしてたんだぁ。






ecuador-オタバロ

湖を見渡せるような山の中腹に素敵な一軒家を発見した。



ecuador-オタバロ

この家の周りには

光があり、

木陰がある。

目の前には芝生の坂があり、

緩やかな起伏もある。

野原があり、

林がある。

そして風が頬をなでる。



ここでならどうやって遊ぶかなぁ



子供の頃、このような場所で少しでも生活していたら

いったいどんな大人になっただろう。



もう少しは想像力豊かで、

大らかな考えをするようになっただろうか。



ecuador-オタバロ

家族というものをもう少しは意識して。



子供の頃もこういう環境で少しは暮らしてみたかったな。。。



子供って、将来のこともほとんど考えず、

ただ日々を懸命に生き、日々を楽しもうとしているだけなんだよなぁ。

日常の中のほんの小さな出来事をも楽しいことに変えてしまう。



子供に出来上がった遊びをそのまま提供するのではなく、

子供の好奇心をくすぐるような環境さえ用意すればいい。

自分で考え、想像して、無限の楽しみを生み出すだろう。



そして、

都会の子でも気軽に自然の中にも行けるような社会環境があったら。。。



より楽しめるだろう。



晴れの場も大事だけど、褻の場をより大切にしないと。

日常生活の質を向上させていかないと、ね。



ecuador-オタバロ


2010.02.04 Thu l 23:南米:エクアドル l COM(0) TB(0) l top ▲
エクアドル:オタバロ、ペグーチェ、サン・パブロ・デル・ラゴ(2008年9月)
Ecuador : Otavalo, Peguche, San pablo del Lago (Sep/2008)
(地図は右のルートマップを参照)



オタバロとその周辺の村々には、改装したアシエンダをはじめ、

個性的な宿が点在している。



ちなみにアシエンダとは、ラテンアメリカのスペイン領植民地だった地域で

17世紀以降に成立した伝統的な大農園のこと。

大土地所有制に由来する不平等や非効率の問題は解決されないまま残され、

現在に及んでいるようだが、ここでのテーマではないので割愛する。



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ







colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ

山の斜面に建てられたカラフルな宿。



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ

部屋や機能毎に色分けされている。



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ

シャープな直線はほとんどない。

丸みを帯び優しい印象を与える。



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ

テラスに置かれていたガスストーブ。

これ以降所々で見かけたけど、ここで初めて見た。

そこまでして外にいたのかなぁって思ったけど、

居心地はそんなに悪くなかったな。



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ

ただ明るくすればいいというのではない。



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ

照明計画も大事。



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ

ペグチェの町を見下ろす。






湖の近くにあるアシエンダ。

colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ

廊下という概念に納まらない空間。

お茶も用意されているし、廊下もひとつの部屋。

いたるところに人々がくつろげる場が設けてある。



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ

暖炉が家の中心になる、

と言っていたルイス・カーン(建築家)の言葉に納得。



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ

スタンドの明かりが部屋の中にもうひとつの空間を作り出す。



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ



う~ん、どこも凝っているし美しい。

とても落ち着くし、いつまでもいたくなるような場所だ。



でも建築的に外光の取り入れ方や部屋の配置などに特別な妙があるわけではない。

どちらかというとこれらの空間の質を形成しているのは、

様々な家具の質や配置の仕方、そして見せ方によるところが大きいだろう。

椅子や机をはじめ、カーテンや棚や照明、そして手すりに至るまで。



それに従業員の人たちは掃除もよくするし、ものを大切に扱っている。

昔からのものをいまでも大事に使っている。

そして客に対するもてなしの心も嬉しい。

ちょっとした気遣い、常に気にかけてくれている様子が伺われる。

それもさりげなく。



そうした全ての環境がこのような居心地の良さを生み出しているのだろう。



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ



「きれい」とか「美しい」というのは、

その状態を差すのはもちろんだが、

むしろ、そうなろう・しようとする行為、

そしてそれを維持しようとする行為のことを

言うのではないだろうか。



colombia-サン・パブロ・デル・ラゴ


2010.02.09 Tue l 23:南米:エクアドル l COM(3) TB(0) l top ▲
コロンビア:サン・アグスティン(2009年7月)
Colombia : San Agustin (07/2009)
(地図は右のルートマップを参照)



      暗闇の中からうっすらと一本の線が現れてきた。

      ぼんやり白く浮かび上がる直線は次第に色味を増し、

      その存在感を確かなものにし始めた。

      その線がくっきりと暗闇に浮かび上がると、

      ひとつ、またひとつと、

      真横に伸びる線が分散し始めた。



      何本もの線が平行に並んでいる。

      しばらくするとそれらの線が

      ゆっくりとうねり始めた。

      徐々にうねりの度合いが激しさを増していき、

      そのうねりも、上下左右、

      さらには前後にまで展開していった。

      いつしか2次元の世界から

      3次元の世界へと移っていた。



      うねる線から新たな線が分散して生まれ、

      その線もまたうねり始めた。

      そのうねりに規則性は見られない。

      自由自在にゆっくりと動き回っている感じである。



      分散して生まれ、

      動き回っているそれらの線は、

      そのうねりの中で

      どこかに溶け込んでいくように

      消えていく。



      そう、限りなく抽象的な映像の変化が

      目の前で展開されていた。

      しかしそれはどことなく起伏する大地

      のようにも見える。

      大地の中から新たな起伏が生まれ、

      ある起伏が大地に溶け込んでいく。



      すべてはひとつの流れの中にある。

      生成、流転。

      すべては大地から生まれ、

      大地に返っていく。






コロンビア、サン・アグスティン。

コロンビアを南北に走るアンデス山脈の一部である

コルディエラ山脈の中ほどに、サン・アグスティンの町はある。

そこからもう少し行けばアマゾンの上流部に行くことが出来る。

山岳地方と熱帯地方との狭間にあるような町である。



この町にやってきた目的は、再度アヤワスカを試すためである。

コロンビアではアヤワスカのことは「ヤヘ」と呼ばれており、

先住民の間では様々な儀式で使用されている。

特にシャーマンによる儀式において。



そしてコロンビアにおいて、

ヤヘは皆に受け入れられている飲み物のようである。

政府による取り締まりもなく、

親が子に勧めることも珍しくないとか。



ヤヘの効果には次のようなものがあると言われている。

1:腹痛、頭痛、吐き気を伴う事が有る(特に初体験の時)。

2:自分のコンプレックスな部分が目の前に現れる。

3:上記1&2の作用が現れた場合、全てが終わった後で、

  身も心も洗い流され、リフレッシュされる。

4:依存性が一切無い。

5:極彩色の幻覚が見える。

6:動物の鳴き声が鮮やかに聞こえる。(アマゾンにて)

(以上、あるサイトより転載)



コロンビアで最もヤヘが盛んなところは

プトゥマヨというアマゾン上流の地域である。

そこにはタイタと呼ばれるシャーマンがおり、

その人に頼めば儀式を行ってくれるようである。



さらに、そのプトゥマヨのタイタは頻繁に

サン・アグスティンを訪れているとのこと。

ということで、サン・アグスティンに来たわけである。



サン・アグスティンに着き、宿を決める。

とりあえず宿のおじさんにタイタのことを尋ねると、

友人にタイタがいるという。

早速連絡を取ってもらったが、違う町に出掛けているとのこと。

残念。

他にも知り合いがいるので、後で連絡をしてくれるとのこと。



その間、バイクタクシーの運ちゃんに尋ねてみると、

これまた知っているという。

早速連絡を取ってくれた。

明日の夜7時に宿に迎えに来てくれるという。



翌日、時間通りにタイタは自転車に乗ってやってきた。

彼の名は「アリス」という。

儀式は彼の家であるフィンカで行うという。

連絡を取ってくれたおっちゃんのバイクで途中まで送ってもらい、

そこからぬかるんだ道を歩いていった。

どんどん明かりが少なくなっていく。

月明かりと頼りない彼の懐中電灯の明かりで足元を照らし、

ぬかるみを避けながら坂をのぼっていき、

やっとのことで彼の家に着いた。



見渡す限りまわりに民家はほとんどない。

緩やかな起伏をもった丘が連なり、樹木も所々密に生い茂っている。

静寂な闇の中に様々な虫の音がこだまする。

アマゾンではないが、前回とは違い環境は段違いに良い。



儀式はテラスのような所で行うという。

奥では普通に家族が暮らしている。

時々子供の遊び声が部屋から聞こえてくる。

ロウソクに火がともされ、儀式に必要な品々が用意されていく。



実は肝心のヤヘはここでは作っていないという。

プトゥマヨで作ったものを運んできたという。

若干鮮度に問題はある気がするが、まあ仕方ない…



まずはおちょこのようなもので一杯ヤヘを飲む。

ま、まずい…

前回飲んだものよりも味が濃い。

しかしこれなら効果も期待できそうだ。

テラスに用意してくれた布団で横になる。



まだ吐き気はない。

目を閉じて虫の音に耳を澄ます。

体が少しずつ痺れ始め、

次第に意識が遠のいていく。

そして、暗闇の中からうっすらと一本の線が現れてきた。

そう、冒頭に述べた映像が脳裏に展開されていったのだった。



横になっている間、アリスはギターを弾きながら

様々なメッセージを語ってくれた。

ぼんやりとした状態なのでメッセージをひと言ひと言聞き取ることはできないが、

それらが心地よいリズムとなって体内に響いてくる。



そして時には手にたくさんの葉をもち、それをお払いのように、

頭をはじめ、体中をリンピア(清めて)してくれた。







      滑らかな表面から太い柱のようなものが

      何本も不規則に出てきた。

      その柱は木の枝のように増殖をし始めた。

      しばらくすると柱は細かく分離し始め、

      宙に浮遊していった。






      まるで音楽が絵を描くようだ。

      音色、リズムに応じて絵が展開されていく。






      その柱は音楽に合わせ絶え間なく生まれ続けていた。

      それも3次元の底辺からのみ生まれ続けているのではなく、

      1次元、2次元、3次元というレベルだけでは説明できない、

      水平・垂直だけではない、様々な次元、

      フラクタル次元のような感じとでも言えばいいのか、

      そのようなところからも生まれつづけていた。






      山があり、その前には小さな湖のようなものがある。

      ここはどこだ?



      見たことのある風景。

      アイルランドのイニシュモア島か。

      緑の絨毯の中にケルトの石積み、

      光り輝く、まるで天国への階段を上り、

      断崖絶壁へと到着する。



      一転してロンドンはビックベンか。

      そしてパリのエッフェル塔、

      ローマのコロッセオ。

      目くるめく映像が展開される。






しばらくするとヤヘの効果も薄くなってくるので、

追加で飲むことにした。

結局3杯ほど頂いたことになる。






      ビル群が見える。

      しばらくすると山や川も見え出した。



      その後ろに星々が見える。

      それらがレイヤーとなり、重なり合う



      そして自分がロケットに乗ったかのように

      地面が次第に遠くなっていく。

      ビルが線から点へと化し、山々の起伏も次第に緩やかになり、

      やがて水平線と化す。



      視点はますます地表から遠ざかり、

      宇宙から地球を眺めているような感じになった。



      銀河なのか。

      無数の星々が光り輝く。



      それらの星々が向かってくる。

      速度を増していき、目では追うことができず、

      星が光線となって目の前に向かってくる。

      猛スピードで星々が流れ去っていく。



      そして、目の前が突然明るくなった。

      巨大な閃光。






      地球の、宇宙の歴史を遡ったのか。。。






場所や文化を問わず、我々の祖先は自然とのつながりを求め、

そして再認識するために様々な儀式を行ってきた。

日本においても然り。

そして文明を受け入れていないような文化においては

今でも存在しているところもあるだろう。



シャーマンは動物や植物、山や川の精霊に成り代わって語る

代弁者のようなものだ。

シャーマンを通して歌う中で部族全体が人間以外の力の意見を仰ぐ。

シャーマンは人間の殻から脱け出して、それらの心をまとい、

歌や身振りや踊りによって異界からのメッセージを伝える。



シャーマンや儀式というと何だか怪しいイメージを当初は持っていたが、

そう考えると、別に特別でもない、人類が普通に行ってきたことだ。

そこに因習と迷信のようなものが少なからずあったとしても。

そう思ったのは、文明をもち、

これまでとはあまりにも対極の立場に立ったからだろう。

人間と自然を一体に、自然の一部と考えていたものを、

人間と自然と分けて考えるようになった。



どちらが異常なのか。

まあそこに答えはないかもしれないけど、

そういう人たちがいた、そして今でもいるということを

頭の隅に入れておくことは必要だろう。






      不思議なフラクタルな世界がぼんやりとし始め、

      次第に抽象画のようになっていった。

      色も黒が勢力を増し始め、

      それを見ていると不安な気持ちになり始めた。

      それとともに孤独感も増し始め、

      この状態に耐えられなくなってきた。




      アリス。



      アリスはどこだ。



      アリス~



      ひとりにしないでくれ。



      …



      … …



      … … …






そして目を覚ました。



アリスはすぐそばにいて歌い続けていた。



ヤヘの効果も薄れ、体の状態も元に戻り、しばらくした後、

吐いた…

でもコンプレックスな部分は現れなかった気がするし、

身も心も洗い流されはしなかったのかな。。。






脳裏に映った映像は何者からからのメッセージなのだろうか、

それとも自分の心に潜む潜在意識なのだろうか。

それとも。。。



おまけ:

サン・アグスティンに訪れる人のほとんどの目的は

この辺りに残された文化遺跡。

いろいろな巨大な石像が広い地域にわたり立っている。

これらが何を意味しているのかはまだ分かっていないようである。



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2010.02.10 Wed l 22:南米:コロンビア l COM(3) TB(0) l top ▲
コロンビア:シパキラ(2009年7月)
Colombia : Zipaquira (07/2009)
(地図は右のルートマップを参照)



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うっすらと足元が照らされた中を進んでいく。

それほど広くはないが、歩くのにはなんら不便のない広さだ。



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しばらく歩くと十字架とその奥に青く照らされた空間が広がっていた。

十字架の先に広がる闇。

どこまでもどこまでも続いていそうな雰囲気だ。



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十字架の大きさはこのくらい。



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チェックポイントのように礼拝堂などの場所ごとに番号がふってある。

これら全てを攻略しなければならない。



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小さな礼拝堂。

くりぬいた岩肌から十字架の光が浮かび上がる。

天然の光だったらなお良いのだけれど…



さらに道に沿って進む。

しばらくするとちょっとした広場に出た。

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そこは宇宙。。。



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さらに奥に進むとまたしても十字架が見えてきた。



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次第に十字架の大きさが分かってきた。



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行き止まり。

恐らくここがメインの礼拝堂だろう。

他とは空間のスケールがまったく違う。

天井高も20m、いや30mくらいあるだろうか。

それぐらい広く感じる。



眼下には青く光る石があり、そして奥には祭壇がある。

石の正体をつきとめ、

祭壇の奥に何が隠されているのか確かめなければならない。



左右に道が続いている。



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片方は行き止まりだ。

とりあえずもう一方を進んでみることにしよう。



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何本か階段がある。

横にスロープもある。

いったいどれを選べばいいのだろうか。。。



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まぁ迷うこともなく下に降りることができた。

塩を含んだ岩肌が青く照らされ幻想的だ。



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こちらは緑で照らされている。

中国のライトアップよりはセンスがいい。。。



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奥に巨大な石柱に支えられた空間がある。

横からは強烈な光が差し込む。

きっとなにかあるに違いない。



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ここが礼拝堂か。

すごい迫力だ。

天を支えるアトラスのような強大さがある。

どんな大聖堂の柱より存在感がある。



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青い石の正体は「天地創造」。

そして祭壇の奥に隠されたものとはいったい。。。






まぁ当然のごとく何もなかった…



しかし祭壇の横を進んでいくと、何とそこにはシアターがあった。

3Dメガネをかけ、ドキドキワクワク。

さらに奥には土産物屋までもがっ。



結局このダンジョンでは宝を発見することができなかった…



神聖な場所なのか、テーマパークなのがよく分からん…

が、通常の建築の「構築」のようにプラス作業ではなく、

掘り込んでつくったマイナスの建築とでも言えばいいのだろうか。

そこには圧倒的な空間が待ち構えており、

岩に包み込まれるという、

なかなか体験することができないものだった。



そうか、この体験こそが宝だったのか。

と、思うことにしよう。






岩塩は太古の海水が地殻変動により陸封され、

地下で結晶となったものであり、

南北アメリカ大陸、アジアの一部、ヨーロッパ、アフリカの一部などに

大きな岩塩層がある。



採掘がおわった後の岩塩鉱の内部は、

外界と遮断された安定した空間であるため、

現在では産業廃棄物の貯蔵庫やサナトリウムとしても活用されている。



ここシパキラの岩塩鉱山では、

地下の採掘場の一部に礼拝堂や教会をきずいて再利用している。

なかなか見事な再利用の仕方だろう。

2010.02.21 Sun l 22:南米:コロンビア l COM(0) TB(0) l top ▲
コロンビア:サンヒル、バリチャラ(2009年7月)
Colombia : San Gil, Barichara (07/2009)
(地図は右のルートマップを参照)



首都ボゴタの喧騒を離れ、サンタンデールにやってきた。

ここにはこじんまりとした町や村があり、のんびりするには最適。



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バリチャラは人口3000人ほどの小さな山間の村。



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壁はどれも白く塗られ、暖かな日差しの下、その白が一層映える。



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どの家もシンプルだけど、さりげない飾り方がよい。



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どこまでも自然素材にこだわって(いるのかは分からないけど)

優しい雰囲気をつくっている。



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村の人の表情も優しく穏やか。



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商店の看板も最小限。



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瓦を見ると、相当年代ももだけど、壁は真っ白。

塗りなおしつつ、大事に維持してきたのだろう。



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ところどこに花も咲き、



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風化した屋根が連なるその景色は、まわりの景色にとけこむようだ。



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このような村の雰囲気は、具体的な細部に支えられてこそ生まれるのだろう。



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村のまわりには雄大な景色が広がる。



余談だが、この辺りには美人が多い。

前にも少し書いたが、

コロンビアではメデジンのあるアンティキア県の人、

もしくはそこ出身の人がずば抜けて美人が多かった。

もちろん個人的な好みもあるけど。

そして今回の訪問でサンタンデール県も負けずに美人が多いことが分かった。

まぁ相変わらず写真はないんだけどね…

心にはまだ結構やきついてるなぁ。






さて、サンヒルではアウトドアスポーツが盛ん。

ロッククライミングやラフティング、バンジージャンプなど

様々なアクティビティが用意されている。

その中から、前々から一度やってみたかったパラグライディングを選んだ。



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やってきたのはサンヒルの郊外。



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畑を越えると、眼下には幅の広い谷が広がっていた。



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風を受け、それを取り込むと、地を滑り始める。

風を受け止める方向を少し変えると、

風に連れ去られるように体が持ち上がり、宙に放り出される。



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この大空の下ではもう自由自在。

上昇したり下降したり、一点で浮いていたり、

風を利用して好きに動ける。

もちろん初心者なので自分が操作しているわけではないけど、

インストラクターは1ヶ月くらい練習したとか言ってたかな。



南米で何度か見たコンドルは、

あまり羽ばたかず、風に乗って優雅に空を舞っていた。

まさにそんな感じ。

特に水平移動しているときなど、

スーッと気持ちいいほど滑らかに動いているときは

あのときのコンドルの気分。



こりゃ気持ちいいわ。

恐怖感はほとんどなかった。



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上空からの見え方は普段見ている横からの目線とは全然違う。

空を飛ぶとその場を手に取るように理解できる、というか実感できる。



だからもし自分の町の上空を飛ぶことができれば、

自分の住んでいる空間・世界を実感できるだろう。



いつも同じ目線で見ていると、世界は変わらない。

だけど視点を変えると、

世界はいろいろな顔を見せてくれるものだと分かる。



空では自由自在に動くことが出来る。

もちろんパラグライダーでは風による制約を受けるけど、

技術が進歩して、背中にちょっとした道具をつけるだけで

大空に羽ばたけるようになれば

どんなに楽しいことだろう。

2010.02.23 Tue l 22:南米:コロンビア l COM(2) TB(0) l top ▲
コロンビア:ビジャ・デ・レイバ(2009年7月)
Colombia : Villa de Leyva (07/2009)
(地図は右のルートマップを参照)



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この街の基本的な(?)朝食。

地元民向けの食堂では、結構みんなこれを食べていたので、

同じものを頼んでみた。

さて、街へ繰り出してみよう。



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ビジャ・デ・レイバは首都のボゴタからバスで4時間ほどの

人口13000人ほどの小さな町。



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近代的な建物は一切なく、

そのため往年のコロニアルな雰囲気を残している。



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この付近では化石がよく取れることもあり、



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このように塀に埋め込まれていたりする。



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120m×120mの広場。コロンビアで一番広い。

何もないだだっ広い広場。

広ければいいってもんでもないと思うけど…



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バリチャラ同様、



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ひかえめで、さりげないけ感じのディテールが



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街歩きを楽しいものにしてくれる。






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この街全体で木の使用が目立つ。



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回廊も柔らかい雰囲気になり、



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プランターにも。



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机や椅子はもちろんのこと、屋根裏の雰囲気も良い。



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手作りのぬくもりを感じる。



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まわりの植物とも調和している。



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やっぱ、



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木っていいなぁ。






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この街に限らないけど、



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大勢の人が街に出ている。



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何をするってわけでもないけど、



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とにかく外に出ている。



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物思いに耽ったり、



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目の前を行き交う人を見ていたり、



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友達が来るのを待っていたり、



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友人とおしゃべりしたり。



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こういう人たちがいるからこそ



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街は活力を帯び、魅力を増すのである。



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このような些細な仕掛けが何とも大事。



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ベンチは座る人が来るのを待っている。





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2010.02.24 Wed l 22:南米:コロンビア l COM(2) TB(0) l top ▲
パナマ:サン・ブラス諸島(2009年7月)
Panama : Archipielago de San Blas (07/2009)
(地図は右のルートマップを参照)



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パナマ北東部のカリブ海沿岸からコロンビア国境にかけて、

350以上の島々が散らばっている。

5万人ほどのクナ族が住んでいるサン・ブラス諸島である。



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このような小さい島がいくつもある。



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島いっぱいに家が立ち並ぶ。



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中には家が2軒だけとか、



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こんな小さな島もある。



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マンガに出てきそうな感じの島だ。






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海もきれいで、透明度もなかなかのものである。



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いろいろな魚が泳いでいる。



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もちろん漁は盛んで、

今日はこれだけ採れたんだと、多くの魚や蟹、ロブスターなどを見せてくれた。



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そんなわけで夕食はもちろんロブスター。






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クナ族は何者からも干渉を受けず、島々と本土にも土地をもち、

350の島の内、実際に人が住んでいるのは40あまりという。

ほとんどの島には電気も水道もなく、

料理や洗濯に必要な真水は本土の川まで汲みに行くという。

この本土の土地には畑や墓地もつくられていて、交替で世話をしにいく。

島には墓地はつくらないそうだ。



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クナ族の女性が複雑にステッチした鮮やかなモラと呼ばれるタペストリーがある。

正確にはクナ族の女性の伝統衣装のブラウスの胸と背中の部分のことのようである。

16世紀にスペイン人が到着する前からパナマに住みついていた先住民族のクナ族は、

独自の文化を大切に守ってきた。

チブチャ語とクナ族の芸術的な技術の伝統は世代から世代へと受け継がれている。






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家も住民がみな手伝いあって完成させる。

材料はもちろん現地調達。






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雨季ということもあり天候はそれほどよくなかった。

でも自分のいる島の上だけはなぜか晴れていた。

本を読んだり、海に入ったり、島内をブラブラしたりして、

ゆったりとしたときの流れに身を任せた。



ここでは文明の力をほとんど必要としないで生活が営まれている。

衣食住、ほとんどのものが現地調達。

ほんの数日間の滞在なので、何か分かったようなことは言えないけど、

帰るときにこう思った。



また来よっと。

2010.02.28 Sun l 26:中米:パナマ l COM(2) TB(0) l top ▲
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