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ニカラグア:レオン → チナンデガ →
ホンジュラス:グアサウレ → エル・アマティージョ →
エル・サルバドル:サン・ミゲル(2009年8月)
Nicaragua : Leon → Chinandega →
Honduras : Guasaule → El Amatillo →
El Salvador : San Miguel(08/2009)
(地図は右のルートマップを参照)



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ニカラグアのレオンからホンジュラスを目指す。



チナンデガでコレクティーボを乗り換える。

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チナンデガからグアサウレへのコレクティーボのチケット。

乗る前にチケット係のおっちゃんから購入して出発前に回収される。

使いまわせていいね。



グアサウレに着いた。

運ちゃんには国境に行きたいと言っておいたので、適当なところで降ろしてくれた。

それにしても何とも辺鄙なところだ。

本当にここでいいのか不安になってくる。



中米を旅行する人の多くは、国際バスを利用する。

隣国の首都間や主要都市間を結ぶバスがあるので、

乗り換えをしないで楽をしていける。

手続きも乗務員が手伝ってくれるので、

手数料は取られるらしいが、便利なことこの上ない。

主に旅行者用なので、値段設定は高めだが、

治安があまり良くなくて見所も多くないと言われる中米は

それを利用してサッと済ませようということだろうか。



国際バスをなぜ利用しないかというと、この方が楽しいから。

地元の人に交じりながら国境を越えていくというところに、

旅をしてる実感を味わえるから。

労力がかかって大変だけど。



金銭的には、直通のバスを利用するより、乗り継いだほうが高くつく場合もある。

例えば、乗り継ぎが上手くいかず1泊しなければならなくなるとか、

国境近くの町から国境までの公共交通機関がない場合など。

後者の場合、タクシーなどを利用するしかなく、

歩いていく以外それしか行く方法がないため、タクシーの運転手も強気に出て、

高額をふっかけてくる。

だいたい国境付近にはろくな奴がいないというのが相場だ。

こちらが何も知らないことをいいことに、あの手この手で金を巻き上げようとする。



コレクティーボを降りると、ここでもお決まりのごとく人が近づいてくる。

自転車タクシーの運ちゃんだ。

コレクティーボの運ちゃんに確認すると、それに乗っていけという。

言っている国境までの距離が正しいのか分からないけど、

料金は70円ほどだと言う。

コレクティーボの値段と比べても、特別にボッているわけでもなさそうだ。

まっ、金は回りものだ、少しくらいならいいか、と思いそれに乗る。



世間話をしながら自転車に揺られていると、ほどなくしてイミグレに着いた。

まあ歩けない距離ではなかったけど・・・

荷物を持って係りの人のところまで案内してくれて、

「それじゃ」って去っていった。

ほぉ普通にいい人だった。



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川を渡ればホンジュラスだ。

川が国境となるケースは多い。



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橋の手前にあった、まるでホンジュラスと日本の国境のような表示。

恐らく橋を含めたこの辺りの整備を日本が行ったのだろう。



歩いて橋を越えると、ホンジュラス側のイミグレがあった。

ニカラグア側もそうだったけど、人が少ない。

旅行者らしき人は他にいないし、頻繁に通っているトラックの運ちゃんが数人。

橋を越えているときもトラックが並んでいただけで、

他に人はいなかった。






国境は場所により異なった様相を見せる。

同じ国でも接する国が異なれば様相も異なる。

これはコスタリカ・ニカラグアの国境。

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食べ物や土産物などの売り子も多く、多くの人で賑わう。

いわゆる旅行者の数が多いわけではない。

地元の人らしき人が大半だ。

それだけニカラグアとコスタリカでは人やモノの交流が盛んなのだろう。



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何と免税店まであった。

陸の国境で免税店はほとんど見た記憶がない。

品揃えは空港の免税店と大差ない。酒やたばこといったものが多い。






さて、イミグレの入国側の窓口へ行く。人は誰もいない。

声を掛けると、近くに座って会話をしていたおっちゃんが来た。

時折笑顔も見せるフレンドリーな対応。

こういう対応で入国できると、その国に対しての第一印象はグッとよくなる。



無事にホンジュラス入国を済ませ、しばらく歩く。

ニカラグア側とは違い、軍服を着た人の姿が目立つ。

「どうしようかなぁ」

実はこのとき、一ヶ月前にホンジュラス国内でクーデターがあり、

国内情勢が不安定だった。

陸路で通ることができるかどうか不安だったけど、

実際来てみると、多少警備が厳重っぽいけど、

それほど変わった様子はない。



ホンジュラスではカリブ海側に行きたいと思っていた。

カリブ海側にはガリフナと呼ばれる

独自の文化を守りながら生活している民族がいるからだ。

ガリフナ族は他に隣国のグァテマラやベリーズにもいる。

そのためにまずは近い首都を目指すか、

それとも状況の不安定なホンジュラスは素通りして、

一気にエル・サルバドルに抜けるか。



9月にアラスカに行くことを決めているので、

中米には戻ってくることになる。

でもホンジュラスまで戻ってくるかといえば、う~ん微妙…

それに国内もクーデターで平穏ではないので、いつ何が起きるか分からない。

何かに遭遇する可能性は低いけど、

急いでいるときに限って遭遇するものだし。。。



と、歩きながら考えていたが、これといった決定打がなかったので、

結局、最初に見つけたバスに乗ることにした。

それがテグシガルパ(首都)行きなら、そのままカリブ海側へ、

それともエル・サルバドル行きなら、今回はホンジュラスは素通りすることに。



ほどなくして、わき道からコレクティーボが出てきた。

アシスタントの人がこちらの姿を見つけ、どこに行くのか聞いてくる。

それには答えずに、逆にどこに行くのか聞き返すと、

エル・サルバドルだという。



というわけで、エル・サルバドルとの国境である、エル・アマティージョへ向かった。

途中2度ほど軍の検問があって止められたが、

エル・アマティージョには2時間ほどで到着。

イミグレは目の前だ。

しかしこのまま抜けてしまっては、ホンジュラスで何もしていないことになる。



まずは郵便局探し。各国からエアメールを出しているので、

わずかな滞在ながらここでも出しておこうと思った。

ちょうど近くに日陰で涼んでいるおっちゃんたちがいたので郵便局の場所を聞いてみると、

この町に郵便局はないとのこと…



ないのでは仕方ないし、腹も減っていたので昼飯にすることにする。

ついでにオススメの食堂を尋ねて、行ってみた。

いくつか料理が並んでいる。

ホンジュラスらしい料理を、と思ったけど、特に目新しいものはなかった。

食文化的にはまわりの国と似ているのだろう。

値段を確かめてからミートボールを選んだ。



しかし盛られたミートボールの姿を見て唖然とした。

「えっ、それだけ…」

米がちょこんと少し盛られた横に小さいミートボールが2つ。

こんなに少ないとは思わなかった。

幼稚園児のご飯並の量だ。

値段は特別高いというわけではなかったけど、コストパフォーマンスが悪すぎ。

慌ててキャンセル。



店の外に出て、他の食堂を探す。

次に見つけたのは小さな家族経営の食堂。

おばあちゃんとおばちゃんと小さな男の子がひとり。

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選択肢はなく、運ばれてきた料理。

先ほどよりは少し増えているけど、

ラテンアメリカ内ではたぶん一番量が少ない気がする。

2軒続けて量が少ないということは、

ホンジュラス、もしくはこの地域の平均的な量なのだろう、

と納得して頂くことにした。



腹も落ち着いて、出発前にトイレを借りようとすると、ここには無いという。

おばちゃんが子どもを呼んで、連れて行くように言った。

彼は向かいの商店に連れていき、帰りもきちんと送ってくれた



おばちゃんもおばあちゃんと世間話を少しして、

そろそろ行くね、と言うと

彼女たちは満面の笑みで見送ってくれた。

そして男の子はサブバックを持って送ってくれるという。



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イミグレの手前まで送ってくれて、男の子は家に帰ろうとした。

善意でやってくれると、嬉しくて御礼がしたくなる。

でも適当な品がなく、調度ホンジュラスの通貨があまっていたので、

お金をあげることにした。

ジュースが一本買えるくらいだから、調度いいだろう。



わずかに3時間というホンジュラスの滞在だったけど、

出会った人は、みんな気持ちのいい人だった。



イミグレで手続きを行おうとしてもどこにいっていいのやら分からない。

尋ねても「行っていいよ」みたいに先を指差す。

中米の4カ国、グァテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグアでは、

4カ国合わせて90日間の滞在ができる。

つまり最初と最後の国でスタンプをもらえばいいので、

ここでは特に手続きはいらないということなのだろうか。



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ホンジュラス側のイミグレを抜けると、普通の通りに出た。

商店があり、店の前ではおばちゃんたちがくつろいでいる。

本来ここは、両国間の緩衝地帯のようなもののはずだが…

何とも緊張感のない国境だ。



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ここでも国境は川だ。



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橋の先にはエル・サルバドル側の建物が見える。



橋を渡り終えようとしたとき、

橋の手すりに腰掛けていた2人の制服を着たおっちゃんたちに呼ばれた。

行ってみると、「パスポート」と。

実はこの2人、ホンジュラス側とエル・サルバドル側の役人たちだった。

仲良く談笑している姿からは、両者の関係はまったく想像できなかった。

ホンジュラス側の役人にパスポートを手渡すと、ページをパラパラとめくり

ニカラグア入国時の入国スタンプを確認する。

それが終わると、横に座っているエル・サルバドル側の役人にパスポートを手渡し、

彼も一応そのページを確認する。

「ようこそエル・サルバドルへ」

時間にしてわずか数秒。これまでで最速の国境審査だった。



橋付近の緩衝地帯ののんびりとした雰囲気といい、

彼ら役人どうしの友達みたいな関係といい、

こんなに緊張感のない国境は初めてだ。



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国境から出ているバスに乗り、サン・ミゲルという町を目指す。



日本の路線バスは乗務員は運転手のみということが多いが、

世界では運転手と料金徴収の人の2人体制のところが多い。

運転手はもっぱら運転に集中し、残りの仕事はもうひとりのアシスタントに任せる。

客の呼び込みに始まり、荷物の出し入れ、料金徴収などなど。



乗り降りの激しい路線ではバスの扉は開けっ放しのところが多い。

このバスも同じで、開けっ放しにしていて、

アシスタントは盛んにドアのところから行き先を叫んで呼び込みをする。

そしてたまに、普通に50~60kmの速度を出して走行している最中に

ドアから身を乗り出して、体いっぱいに風を感じ、声をあげていた。

そして運転手に向かって

「気持ちいい~」みたいなことを叫ぶ。

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推定年齢30代後半の彼。



日本なら、危険だからやめろとか、

いい大人がなにやってんだとか、

そういうことを言われそうな気がする。



いくつになっても楽しいことをやって、ときにはバカなこともする。

そういう風に日々過している彼らの世界の雰囲気が何とも心地良い。

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2010.07.28 Wed l 29:中米:ホンジュラス l COM(2) TB(0) l top ▲
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