ボリビア:ルレナバケ(2009年4月)
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ブラジルでは物価が高くて、アマゾンの支流の方に入っていくことは叶わなかったけど、

ここボリビアのルレナバケでは安く行けるというので行ってみた。

首都ラパスからバスで20時間ほどかけて、山を降りていく。



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このような山道を進むわけだが、



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道幅は2車線がきちんと確保されているわけではなく、

対向車とすれ違うときは道ギリギリを走る。

落ちたら、まあ死ぬのはほぼ間違いないから、結構冷や冷やものである。



山を降りたら、今度はジャングルをひたすら走る。



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夕食休憩のときに見つけたチョコ。

となりに売っているのがコカの葉で、チョコの包装もちょっと変わったものだったから

もしかして。。。って思って食べたら、何てことない普通のチョコだった。



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翌朝、ルレナバケの町に到着。



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中心部はさすがにコンクリートやレンガ造りの建物が多いが、



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ちょっと中心を外れるとこのような家々が目立つ素朴なところ。



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こういう景色を見ると、

あ〜アマゾンに帰ってきたという実感がする。



ここでの目的はツアーに参加して、アマゾンの動植物を堪能しよういうもの。

さっそく旅行会社に行ってみるも、

なんとセマナサンタ料金ということで、どの旅行会社も通常の2倍の値段を提示してきた。

これは決まりで仕方ないんだって言ってたけど、どうやら。。。

セマナサンタとは、よくは分からないけど

キリスト教における聖なる(サンタ)週(セマナ)で、お盆みたいなもの???

いろいろあって、結局ツアーには参加しないことに…

20時間もかけて何しに来たんだか…



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でも町中で普通にこんなものも見れたし、

他の動物も、いままで訪れたいろんなところで見たことがあったので、

(見たことなかったのはピンクイルカとアナコンダくらいかな)

まっいっかって。



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昼間は暑くて、あまり動き回る気にはなれない。

やはりみなと同じようにハンモックに揺られたり、昼寝したり、ビールのんだり、

そんなゆったりとしたことが気持ちいい。

涼しくなったら動き出せばいい。

その土地に合った生活スタイルがある。

自然に逆らっちゃダメだ。

自然に身を任せ、同調して生きていくのが、

環境にも優しいし、何より心地よい。



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道名の看板もまわりに溶け込んでいる。



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サインでの表示は言葉に不自由な外国人にとっても分かりやすい。

「TOUR」は確かに書かないと分からないけど。

旅行会社のサインかぁ。確かに難しいなぁ。



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どこにでもある中華料理屋。

ネーミングが凄い。



夕飯をどこで食べようかウロウロしてたら、川岸に船を発見。

電気がついていてレストランっぽいので入ってみると…

飲み物しかなかった。

っていうか雰囲気や、船内の構成が置屋っぽかった。

こんなところにも、いや、こんなところだからこそあるのか。



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ラパスへ来た道を引き返す。

来たときは夜だったから分からなかったけど、

ジャングルの中の一本道をひたすら突き進む。

景色は単調で、特にこれといった変化がない。



途中、昼食休憩を挟み、また同じ道をひたすら進む。

何時間もバスに揺られ、やっと変化が見え出した。

少しずつ山を上り始めた。



何時間もジャングルを進んできたのだ。

だから来た道を振り返ってみると、、、



そう、

そこには大樹海が遥か地平線の彼方まで広がっていた。



さすがにこれには息を呑んだ。

これまでの単調で面白みに欠けた景色から打って変わってこの迫力。

同じものが続き、それが集まったときのスケールはもの凄い。



木々の間からたまに視界が開け、その大樹海を見ることができた。

写真を撮ることも忘れ、

というか心を奪われるというのはこういうことかと思った。

最後に思い出したように写真を撮ったけど、反対側の車窓であるのに加え、

ガタガタ揺れるもんだから、全然撮れなかった…

まあ一応載せようかな。



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この写真では全然その迫力は伝わらないけど…

これを見れただけでもルレナバケに行った価値があった。


2009.07.05 Sun l 26:南米:ボリビア l COM(0) TB(0) l top ▲

ボリビア:タラパヤ
      ミラフローレス(2009年4月)
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ポトシ近郊の村の近くに温泉があると聞き、行ってみた。

コンビに乗りタラパヤの村に向かう。

車内では日本人が珍しいのか好奇心の的になった。

小さい子も若い子もおじちゃんおばちゃんたちもみんな質問をぶつけてくる。

田舎に来るとこういうことは特に珍しいことではなんだけど、

みんながみんな興味をもって優しく接してくることはそうそうない。



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別れ際にキスをしてくれた女の子。

美人に成長してね。



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タラパヤの村を少し過ぎたところで降ろしてもらい、山を登っていく。



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まわりの景色は見事。



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アルゼンチンのウマワカを彷彿とさせる。



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ウマワカほどきれいに層になっているわけではないが、

荒々しく迫力は十二分にある。



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そんな景色を望むところに、真偽のほどは定かではないが、

ラグーナ・デ・インカ(インカの湖)と呼ばれている温泉がある。

眺めは抜群。

でも残念なことに、ぬっぬるい…

さすがに入るには温度が足りないので(地元の人は入ってたけど)

足湯で我慢。



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のんびり寛ぐにはいいところだ。



のっと上のほうに熱い湯がある(正確にはあったらしい)

というのでさらに山を登ってみた。

でも行けども行けどもそれらしきものはない。

所々に水の流れの跡が見えるのが気になるところ。

もしかして干上がってしまったのかも…



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途中で羊飼いのおじさんに会い聞いてみるも、これより先にはないとのこと。

でもタラパヤの先のミラフローレスっていう村にも温泉があるとのこと。

そっちに行ってみることにした。

このおじさんともしばらく話をしていた。

山に住む男は、海岸部に住む男たちのように陽気さは持ち合わせていないけど、

気の優しい男が多い。

話をしすぎたのか、

「あ〜羊たちが行っちまった」って、走って追って行った。

ごめんごめん。



ミラフローレスに向かう途中、もくもくと煙を吐き出している湯だまりを発見。

若干硫黄臭もしていい感じ。

しかし今度は熱すぎた…

こりゃさすがに入れん。

う〜むなかなか難しい。



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しばらく歩き、崖を降り、ミラフローレスに到着。



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最初に目にしたのは散らばった洋服たち。


実はこれは洗濯物を干しているだけなんだけど、

濡れたまま土の上に置いたら汚れ付く、よねぇ。。。

まあどうせ着てれば土の汚れはすぐに付くから、それは関係ないのかな。



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おっ、地ビール発見。



さてさてお目当ての温泉はというと、

ここの温泉はそこそこ暖かかった。

湯が出てくるところにいれば、そこそこ満足できる。

眺めはさきほどのラグーナ・デ・インカには敵わないけど

(残念ながら屋根が付き、東屋のような感じだったから、開放感がイマイチ)

湯に浸かるのはホント気持ちいい。



外国を旅行しているとたまにしか湯に浸かれないから、

浸かることの良さを身に染みて感じる。



他の温泉と同じくここもプール感覚のような温泉。

まわりではバレーボールをしていたり、泳ぎの練習をしていたり。

そのうち声を掛けられバレーボールをすることに。。。

ホントはゆっくりと浸かっていたいんだけど、

こういうもてなしの行為は有難くいただくことに。



帰りのコンビの中も、行きと同じような感じ。

左隣の女の子には腕を組まれ質問攻め。

右隣に座っている親父さんの視線がちょっと痛い…

周りの他の人も、人見知りをすることなくどんどん話しかけてくる。



見ず知らずの土地を訪れた者にとって、

関心を持たれないよりは、関心をもってもらい、

暖かく接してくれるのは大変嬉しいことである。



生まれ育った環境が、そういう性格を育んでいった。



環境と人格形成の関係。

そう簡単に答えは見つからないが、

その点に気をつけて旅を続けていきたい。

2009.07.03 Fri l 26:南米:ボリビア l COM(0) TB(0) l top ▲

ボリビア:ポトシ(2009年4月)
地図はこちら

↑ずっとほったらかしていた地図をやっと更新。






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ウユニから6時間ほどで世界最高所に位置する都市ポトシに到着。

標高は4070m。富士山の遥か上である。



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ポトシで出迎えてくれたのは(誰だか知らないけど)日本人だった。



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ポトシの名を世界に広めているのは、この銅山「Cerro Rico」だろう。



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銅山の中でコカの葉をかみ、食事もせずに1日8時間ずつ3交代制で働いているらしい。

彼は中で働いているのではなく、外で管理?している人。

コカの葉をかみ、葉を頬に溜め込むその姿は、イエメン人を彷彿とさせる。



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銅山の中は暗く砂塵が舞う過酷な環境。

しかし、労働外の時間を過ごす環境も決して良いとはいえない。

銅山の外には簡素な小屋が並ぶ。

ここでは労働の疲労をとり去り、

心身をリフレッシュするような環境であるべきなのに、そのような配慮は見られない。

「家」というのは本当に大事な環境だと思う。



旅行者の家に該当する宿も様々である。

いろんな宿に泊まってきたが、その宿が翌日の心身に与える影響は大きい。



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ポトシの町は世界最高所に位置するといっても、特筆すべきところは。。。ないかな…



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若者も多く、意外と活気に満ちていた。



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モノも不足などしていなく、他の町と同様である。

う〜ん、ちょっと高所の町に変な先入観があったかもしれない。



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町の人の表情も良かった。






町を歩いていると、面白い光景を目にした。



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ケーキ屋。ショーケースに入るわけでもなく、屋外にそのまま放置。

デコレーションセンスの素晴らしさ… こんなの見たことねぇ。

妙な垂れ具合、意識してやってるんだろうなぁ。



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食堂の入口に唯一飾ってあった見本。

玉ねぎとじゃがいもを炒めたものにマヨネーズがかかり、横にサラダが付くという物。

あえて展示するほどのものなのか…



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この髪型が流行ってるのかな。



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誰だお前は…

なんでこんな色にしたんだろう。



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フルーツポンチや、なにやら得体の知れないものが沈んでいるジュース。

味はまあまあだった。



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とある広場。

なんか変な所に銅像があるんですけど…

もっと堂々と中央に置けばいいのに。

なんでそんなところに置くの。



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おっ、これはなかなかいいんじゃないの。

でもよく考えると…

まっいいや。



でも一番驚かされたのは、やはりこれだろう。

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ボリビアやペルーには日本で用済みになった車が現役でよく走っている。

他の町でもたまには見かけていたのだが、

ここではその出会う頻度が格段に多かった。

ほとんどの市バスは日本のものだった。



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温泉系は多かったなぁ。



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学校関係の送迎バスも多い。



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ん?プーマ?

プーマは車は出してないだろぅ。



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こんなのこっちの人が守るわけないよなぁ。



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ん?なんですかこれは。



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そんなこと言われても…



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ここに載せたのは全部ではないが、

ペイントを変えることなく、そのまま使っているから

町を歩いていると前から後ろから日本語が通り過ぎ、

角から突然日本語が現れたり、

ホントよく笑わせてもらった。



ポトシは町のディテールが面白い。

とまあ長い割りに何とも内容のない記事だった…


2009.07.01 Wed l 26:南米:ボリビア l COM(2) TB(0) l top ▲
ボリビア:ウユニ→ポトシ(2009年4月)
地図はこちら

↑ずっとほったらかしていた地図をやっと更新。
 2度訪れたところや、西側の南北を往復したところは矢印がワケわからなくなってるけど…






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メルカド(市場)の外の屋台で軽く朝食をとる。



ウユニ塩湖を満喫し、ポトシへ向かうことにする。

バスは定刻になっても出発しない。

人数が集まらないと出発しないのは、この辺ではよくあること。



窓から強烈な日差しが飛び込んでくる。

強烈な日差しによって車内温度は一気に上昇し

狭い座席間隔の窮屈な車内が、より一層息苦しくなる。



次第に空席は埋まり始め、出発を心待ちする。

その間にひとつ不可解なことがあった。

先に座って待っていたインディヘナのおばちゃんやおじちゃんが席を追われることである。

後からきた客が席を奪う。

でも顔の表情を見ていると、別に理不尽なことではないようだ。

「あら?仕方ないわねぇ」

席を追われたおばちゃんの表情はそんな感じである。

近郊の村までの乗客より遠方の村までの乗客が優先なのか、

あるいは立ち乗りで料金を安くしてもらって、席が空いていれば座れる、

といった仕組みなのかもしれない。



それにしても地元の人は多くの荷物を車内に持ち込んでくる。

我々旅行者は、有無を言わせず屋根の上に荷物を載せられるのだが、

地元の人は車内に持ち込み、自分の足元や通路に荷物を置く。

その量が半端ではないので、隣に座っている自分の足元にまで及んでくる。

狭いったらありゃしない。



隣には恰幅のいい三つ編みをしたおばちゃんが

(このあたりのおばちゃんはどっしりした体格の人が多い)

座席を埋め尽くすかのように、その体がクッションに沈みこんだ。

帽子にはきれいな黄色い花が一輪挿してあった。



予定より数十分遅れてバスは出発した。

ウユニの標高は3700mほど、向かうポトシは標高4000mを超す。

エンジンはうなりを上げ、坂道を上って行く。

後方に遠ざかっていく真っ白なウユニ塩湖に別れを告げ、

山間の道をポトシに向かう。



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視界が開けると、荒涼とした大地の先に雪を抱いた山々が見え出した。

雪山ということは、その高さは相当なものである。

4000m級、いや5000m級か。

しかしこの地点から眺めるとその高さをまったくと言っていいほど感じない。

対象を見る位置によって、その見え方は様々である。



山というか丘というか、波打つ地形の表面は滑らかである。

そしてその谷間から川が延びてきている。

いや、正確に言えば「川の跡」である。

その跡が妙に痛々しく感じる。

この辺りは雨季でも降水量は200mmほどだという。

しかし、その傍には畑があった。

どのような工夫をして作物を育てているのか、気になるところである。



水がないというのは厳しいことだ。

その点日本はなんと豊かなことか。

洪水に悩まされることもあるかもしれないが、

生きていくために必要なものは、少ないよりは多い方がいいだろう。



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所々に民家が見える。

廃墟になってしまったところもあるが、住み続けているところもある。

なぜこのような過酷な環境のところに住んでいるのだろうか?

ここにいなければならない理由があるのだろうか。

大きなお世話だろうが、ここより住みやすい場所は国内にいくらでもあるだろう。

当事者でないので、その理由を探るのにはいささか限度がある。

しかし、人間というのはどんな場所でも適応して生きていくのだから凄いものだ。



車窓には相変わらず荒涼とした地形が広がる。

しかしそこに住居、あるいは住居群が展開されると、

不思議とその風景はいくぶん和らいで見えてくる。



家々は気候条件から身を護るシェルターとしてつくられている。

材料はその土地で取れるもの、ここでは「土」だ。

土を固めて干して強固にした日干し煉瓦でつくられている。

その素材感により周りの景色と同調し、

そして過酷な自然から身を護るための家の在り方が、

そう、その気候条件に適応しようとしているその様子が、

自然を少し親しく見せてくれているのかもしれない。



それにしても、過酷な環境なのに、そんな風景を美しいと思ってしまう。

それはそこに住んでいない、過ぎ去ってしまう当事者ではないから言える

旅行者の単なる戯言なのか。

いや、そうとは言い切れないだろう。

どんな過酷な環境にもいいところはあるはずである。



ここでは他の場所には見られない快適な面もある。

日差しは強烈だが、乾燥した空気は心地よく、

視界と大空の広がりには限りがないほどだ。

夜になれば、澄み切った大空に無数の星々がきらめく。

そんな心地よい開放感は、ここならではのものである。



とは言ってみたものの、

やはり住むには厳しいところであるには変わりない…



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地層が多様な色を帯び始めてきた。

アルゼンチンのウマワカより色相・彩度・明瞭の点で一歩劣るかもしれないけど、

そのスケール感は見事で、見ごたえは十分にある。



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トイレ休憩、そして食事休憩のためにバスは一旦止まる。

といっても軽食程度である。

チョクロという粒が大きいトウモロコシが売られており、

こちらの人はチーズと一緒に食べる。

フルーツポンチもあった。



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場所はいくらでもあるにも、

かたまって連れションをする欧米人たち。



このようなだだっ広い目印となるものがないところでは

(ここでは立ちションするに相応しい人目に付かない陰場のような場所)

ひとりがし始めると、他の人はその人を基点として状況を把握し、場所を選択する。

例えばきれいな場所ではゴミは捨てづらいけど、

道端でも既にゴミが捨ててあるところには捨てやすくなる感覚と同じようなもの。

そんな人間の心理や、

近すぎず、遠すぎず、ある程度の距離を保つ、

その間隔の妙が面白い。



出発までその辺りをブラブラしていると、

痩せた草の間に黄色い花を見つけた。

あっ、隣のおばちゃんが帽子に挿している花だ。



席に戻り、売店で買った豆を少し隣のおばちゃんに差し出すと、

おばちゃんは嬉しそうにその豆に手を伸ばした。



この移動中に、一気にボリビアが好きになっていった。


2009.06.20 Sat l 26:南米:ボリビア l COM(2) TB(0) l top ▲

ボリビア:ウユニ塩湖(2009年4月)
地図はこちら






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今年2回目となるウユニ塩湖。

カーニバル後に再訪した町々で時間を費やしてしまったため、

雨季真っ只中のウユニ塩湖に戻ることはできなかった。

ホント、何やってんだ…

それでもそこに待っていた世界は決して期待を裏切るものではなった。



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塩湖が鏡となって青空を映し出す。



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こんな感じでうっすらと数cm水が溜まる。



雲が少ないのが残念だけど(映すものが少ないから)

天も地も青い空間に身を置いている不思議な気分。




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それにしてもよく映るものだ。






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塩の結晶を見てみると、みな矩形になっている。

それがピラミッドのように積み重なっているのもある。

計り知れない自然の不思議さ。



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空の色の変化を存分に堪能することができる。



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自然がつくり出す色は、すっと身に染みてくるように

何の抵抗もなく静かに心に響いてくる。



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映し出される分、いつもの何倍もの魅力をもっている。



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夜中、月が山の背後に身を潜めた後、塩湖に繰り出してみる。

天の川がくっきりと見える満天の星空が上方にも、そして下方にも広がっている。

星々のあかりまでも映し出す。

そのため、月の出ていない夜空なのに、うっすらとほの明るい夜の世界を生み出す。



「宇宙空間に居るようだ」とはよく言ったものである。



本当にそんな感じがするのだろう、風が吹かなければ…

この日は夜に入ってから風が出てきて、なかなか止まなかった。

時折止んだときに、その「宇宙空間」を少しだけ垣間見れたけど、

じっくりと体験することは叶わなかった。

自然はきまぐれ。好条件に合致するのは難しい。






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クライマックスは早朝にやってきた。

朝日の昇る反対の西の空の刻一刻と変えていくその表情の美しさ。

それが塩湖に映り、その魅力を倍増する。

至福の瞬間。

(この写真はイマイチだけど… うまく写せなかった)



ここではただスケールの大きな自然の美しさにどっぷりと浸かるだけでいい。



この素晴らしい水鏡も帰るころには所々干上がってしまい、

もはや水鏡ではなくなってしまった。

そう考えると今年の雨季の最終日にギリギリ間に合ったってこと、かな。

チリの北部ももう少し見たかったけど、飛ばして来て正解だった。

何ごともプラス方向に考えていかないと、ね。



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あ〜でも全方位全面水鏡の塩湖見たかったなぁ(笑

2009.06.15 Mon l 26:南米:ボリビア l COM(5) TB(0) l top ▲